我が家の庭も紅葉が見られるようになりました。
左がカエデで右がモミジです。
紅葉と一緒に右上に写り込んでいるのは「干し柿」です。
紅葉の紅と柿のオレンジが秋を醸し出してくれます。
去年、偶然同じ日に写真を撮った紅葉。
去年(2020年)の紅葉の方が赤みが増して綺麗ですよね。
紅葉するには晴天が続き、その後急速に冷え込むような気温になった時に綺麗に紅葉するようで、今年(2021年)は紅葉する1週間前までは雨や曇りが続きやっと晴天が続いても冷え込む事はありませんでした。
紅葉は去年の方が勝りますが、今年の庭は去年より庭らしくなっているのではないでしょうか。
さて紅葉と一緒に写っていた干し柿。
紅葉が始まる前、渋柿をたくさん貰ったので干し柿作りにチャレンジしました。
~1本の紐に8個柿を結んで作る干し柿の作り方~
柿はヘタを残し皮を向いて1本4mのビニール紐で柿の枝を結びますが、柿と柿の間はだいたい50cmずつにします。
ビニール紐はテープタイプ(平たい形)の方が扱いやすく、柿の枝が「T」の字になっていると引っ掛けて結べます。
また干す時、柿と柿を結んだ紐を竿に跨がして干すので、面倒で測らなかったら写真のように柿の間隔が不規則になり柿と柿が近すぎたり離れたりしてしまいます。だいたいで良いので目印になる物を決めそれに当てながら等間隔に結ぶことがポイントです。
等間隔にする意味は柿と柿が近すぎると風通しが悪くなりカビが発生しやすくなるからで、我が家はたまたまカビが発生しませんでしたが、多分干した場所の風通しが良かったからだと思います。干す場所もなるべく開かれて風が通る(抜ける)場所が良いですよ。
次に結んだ紐ごと沸騰したお湯に5~10秒間入れザルに引き上げます。1本の紐に実を何個も結ぶと熱湯消毒の鍋の大きさにも注意が必要です。鍋が小さいと1、2個熱湯に入れザルに引き上げながらまた1個熱湯に入れ、と紐で結んでいるので作業を止めることが出来ません。
干し柿を作る柿の個数や干せる場所の広さによりますが、1本の紐の両端に柿をそれぞれ結ぶ方法は個数が多ければ竿が丸々潰れ他の事に使用出来ません。我が家のように1本の紐に何個も柿を結ぶ場合は、横には場所を取りませんが縦に場所を取るのでその下を通ることは出来ません。
実際、干し柿の作り方は1本の紐(80cm程)の両端に柿をそれぞれ結ぶ方法の方が作りやすく作業はしやすいです。
柿を干す時期は空気が乾燥して気温が下がり始める11月上旬から中旬がお勧めです。
今回、柿を干す時期が少し早かったようですが柿を吊るした10月末頃は、ちらほら雨が降り屋根(庇)はありますが一応雨が掛からないようシェード(防雨タイプ)を張っていました。
その干し柿の奥に見えるモミジの葉がまだ黄色いですよね。それが朱色になる頃が柿の干し時になるようです。
柿を干す時期と紅葉はセットで秋の風物になりますね。
追伸:干し柿は大変美味しく出来ました。