2024年5月の花木と草花 1.レモンの木~
の続きです。
8.アリウム・モーリー
アリウムの仲間は数百種類以上ありネギ科ネギ属の多年草で、園芸で栽培されているネギ坊主が美しい観賞用をアリウムと呼んで食用の品種と区別しています。
このアリウム・モーリーはニラによく似た花で黄色い花を咲かせます。
幅のある平らな葉でそのせいか折れ曲がり生育が心配になるのですが、どうも日向は葉が直立し日陰だど葉が倒れるみたいです。(ここは日が当たる場所なのに倒れてしまいます。)
折れた葉や花が重たく花茎が耐えられないのか倒れてしまいまとまらない花と、植えた球根数も少なく見栄えが悪いです。
9.パンダスミレ
白に紫のスポットが入る花姿からパンダスミレと呼ばれ、ランナーとして這うように広がりグランドカバープランツとしても使われます。
我が家の庭ではぽつぽつとパンダスミレが花を咲かせ群生することはなく寂しいですが、こういう佇まいの咲き方も好きです。
10.ヒメジョン
葉がロゼット状の時は何の植物かさっぱり分からずそのままにしていました。
ロゼット:地べたから直接葉っぱが出てること。
それが、草丈が高くなるにつれて見覚えのある植物に。
でも、ハルジオンかヒメジョンかどちらか分からず、こうなったら花が咲くまでこのままにしておこうと。
ハルジオンは4~6月に。ヒメジョンは5~8月に花が咲くそうですが、5月に咲いているのでどちらも当てはまります。
しかも、開花した花で判断できませんでした。
そこで、簡単に見極める方法として茎を切った場合に中身が空洞がハルジオン、中身があるのがヒメジョンです。
半年以上かけてやっと名前が判明しすっきりしました。
11.ラミウム
ラミウムの花付きの株ごと頂き、植栽してからしばらくは花茎ごと倒れ葉も元気がなく寝ていた状態でしたが、やっと元気になり花茎も立ち上がりこうして写真に撮る事ができました。
シソ科オドリコソウ属のマクラツム種由来の園芸品種ですが、頂いた時「ラミウム」としか知る機会がなく詳しい品種名が分かりません。
ラミウム・スターリングシルバーだったら葉の全体がシルバーでラミウム・ビーコンシルバーだと緑色の縁があるそうですが、我が家に植えたラミウムの葉は場所によって縁があるように見え、全部がシルバーの葉のようにも見えます。
12.チドリソウ
お義父さんから頂いた鉢植物にこぼれ種があったらしく、それからは毎年、我が家の庭でもこぼれ種で生えてくるようで思わぬ場所で1、2本だけ見かけるようになりました。
今まで名前が分からず葉の形が似ていたので4月に紹介したマツバウンランと思っていましたが、中々、開花しないのでリナリアかと思っていました。
ところが明らかに花の形が違うので(改めて見ると葉の形も違います。)調べてやっと名前が判明したのがキンポウゲ科チドリソウ属の一年草扱いのチドリソウです。
ただ、キンポウゲ科オオヒエンソウ属のデルフィニウムにも似ている(近種)のでややこしいです。
移植が苦手なのであまり苗では出回らず連作も嫌うそうで、来年もまた気ままにどこかに生えてくるのかな?
13.ヒペリカム・ヒドコート
ヒペリカム・ヒドコートは中国原産のキンシバイ(金糸梅)の園芸品種でオトギリソウ科オトギリソウ属の常緑低木です。
和名はタイリンキンシバイ(大輪金糸梅)と呼びます。
今まで我が家もひとまとめにキンシバイと呼んでいましたが、雄しべの長さでがタイリンキンシバイは花弁の半分ほどの長さと短くキンシバイはもっと長いです。
他にも簡単な見分け方で花弁が5弁花と切れ込みがありますが、キンシバイにはありません。
キンシバイはキンシバイでも我が家はタイリンキンシバイだったんですね。
そのタイリンキンシバイは中旬以降から沢山の花を咲かせ、黄色い花が我が家の庭で彩ってくれています。