マートル(ギンバイカ)を植えている場所
薄々気づいていましたがマートルを植えている周辺が、「風通しの悪い場所」だとはっきりと自覚したのは今年の3月頃です。
庭の南側のコンクリートブロック塀沿いに植えているマートル(ギンバイカ)が、今は回復していますが病気になり、
しかも、マートルを植えているこの場所は、以前アセビを植えて枯らしてしまった場所でもあります。
同じ場所でこうも続けて症状は違うけど枯れたり病気になったことで、はっきりとした原因は分かりませんが
共通して言えることは、風通しが悪かったことが原因の1つであったと分かりました。
風通しの悪い庭とは?
屋外の庭で外気に触れるのに風通しが悪いとはどういう庭なのだろう?と今一分かっていませんでした。
我が家の庭の風通しが悪い場所、マートルが植えてある周辺で考えると、
東側と南側にコンクリートブロック塀があり西側に物置と自宅、そして庭をはさんで北側に自宅があり囲まれた形になっています。
そのブロック塀にも穴が空いている部分(=透かしブロック塀)もあるのですが、穴の向こうはすぐ隣家で
家に遮られ風が通らないので空気が動かず、物置に挟まれた塀沿いは特に空気がこもります。
そこに、ブロック塀の代わりにフェンスなど空気(風)が通る物にすれば風の通り道ができ、空気が動くのでこもることもなくなるのですが、
このブロック塀は隣家と共有塀でそう簡単にやり替えはできません。
また、風通りをよくするには間隔を空けて植栽することと植え込み過ぎないことです。
そして、樹木の成長に合わせて枝葉の剪定や不要な枝葉の間引き、下葉などの剪定などの手入れと管理が大切になってきます。
緑(葉)がモリモリと茂る庭を求めている私にとってどうしましょう?
しかも、(空気がこもる)ブロック塀を隠すために草花を植えたり、また今から植える計画もしているのですが・・・。
風通しが悪かったらどうなるの?
湿気がこもりやすく湿気の多い時期は、下葉が蒸れたり根腐れを起こしたりして植物が枯れてしまいます。
マートル周辺に植えていたブッドレアやシロモジが枯れてしまった原因も、風通しの悪さが原因の1つではと府に落ちたところです。
残暑の時期で気温が高く暑い中、風通しが悪かったせいで蒸し風呂のようになったのかな?とかいろいろ考えられます。
植物の特徴で「高温多湿が苦手な植物です」や栽培環境で「そのため高植にしてください」と説明があるのはこういうことだったのかとこれも納得できました。
風通しが悪い場所が好き?
多湿を好む植物もあります。
マートルの横並びに道具置き場があり、道具を取る時に歩きやすいように石を並べているのですが、
そこに薄っすら緑色の苔が生えていました。
剥き出しの地面が好ましくない私にとって緑が増えることに喜び放置していたのですが、
それがどんどん増えじっくりその苔を見てみると…気持ち悪い。
調べてみるとゼニゴケと言って日当たりの悪い場所、水はけの悪い場所、風通しの悪い場所に発生するそうです。
雨が降ったり湿度が高いとゼニゴケの活動は活発になり繁殖していきます。
ゼニゴケ自体に害はないと思うのですがそういう場所を好む病害虫がいることで悪いイメージもあり、ゼニゴケを駆除する方はいると思います。
私の場合は集合恐怖症が原因でゼニゴケを見ると、剥ぎ落としたい衝動にかられ生理的に受け付けられないので
ゼニゴケを全て剥がし上から石灰をまいたのが去年の話です。
それがまたゼニゴケが発生しています。
再度、土壌改良が必要と思いますが今度は石灰を土に混ぜ耕してみようと思います。
風通しが悪くて起こる他の影響
その他、湿度の高い環境ではうどんこ病など病気も発生しやすくなります。
冒頭のマートルの病気も風通しが悪く湿気からカビ(糸状菌)が繁殖し病気になりました。
そして、風通しが悪いとカイガラムシといった害虫も発生します。
風通しが悪いといろいろと影響を受け心配が尽きません。
我が家の風通しの改善に空気がこもらないように、巨大扇風機でも置ければいいのでしょうが現実的ではないので、
風の通り道をふさぐ枝葉を除いたり透かし剪定をしたり、下葉の整理と足元の低い位置になる下草などを増やさないこと。
または心を鬼にしてバランスを見ながら植物を間引く必要がありそうです。