6月の草花と花木 7.カラー黄花~12.常緑アガパンサスの続きです。
花穂(かすい):穂(ほ)のような形に群がって咲く花。
13.ハンゲショウ
ドクダミ科落葉多年草のハンゲショウは、夏至から11日目を半夏至(ハンゲショウ)と呼び、その頃に花を付けることから名づけられました。
花びらがある小さな花が集まって花穂になっているのかと思いきや、突起が付いた球体が房になっています。
このハンゲショウは義父から頂いたキチジョウソウの茂みの中から、毎年数本ほど生えてきます。
当初、どういった植物かも検討が付かず、しかも本来の姿ではなかったので中々名前が分りませんでした。
その本来の姿というのは、葉の半分ほどが真っ白な白粉を塗ったような姿になるのですが我が家は毎年、時が経ってっも緑色の葉です。
どうも土中の窒素が過剰になると斑が綺麗に白くならないらしいのですが、肥料すら与えたことがないのに窒素過多になる理由が分かりません。
また、葉の半分ほどが真っ白な白粉を塗ったような姿から「半化粧」とも呼ばれます。
14.クリーピングタイム白花
クリーピングタイムも今年、初めて花を見ましたが、ひょっとしたら気付いていないだけで咲いていたのかもしれません。
クリーピングタイムはシソ科のイブキジャコウソウ属の常緑多年草で、花色もピンクと白があります。
クリーピングタイムのクリーピングを直訳するとゆっくり進行する、または徐々に広がるといった意味ですが
進行がゆっくりなので枯れ終わって茶色くなった部分が残り、綺麗な緑地帯とは言えません。
また、自由気ままに這いますので希望通りの場所には茂らず、花も咲かないとなればいろいろと課題が残ります。
15.コモンマロウ
アオイ科ゼニアオイ属の宿根草、コモンマロウの花が咲きました。
沢山の緑色の葉の中から我が家では珍しい赤紫の花が咲いたと思ったら、一気に赤紫の花を咲かせました。
鮮やかで可愛らしい花の奥では、幼虫の糞が蜘蛛の巣のようなものに絡んで蔓延っている状態を知っているので
素直に花を収穫して花びらでハーブティーを作ってみようとは思えないでいます。
16.オステオスペルマム
キク科常緑多年草のオステオスペルマムの苗を5月に貰ったのですが、その時点で花が咲いていたので5月の草花では紹介しませんでした。
その時に咲いていた花も終わり花がらを剪定し綺麗な緑の葉が茂っていたところ、今月になってまた開花を始め、
よく見たら蕾があちこちにできており、まだ花を咲かせてくれそうです。
カラフルな花がそれぞれ咲くと思っていたら、黄色い花が薄いピンク色に変化したりとするんですね。
それにしても、舌が回らない花名で覚えられません。
17.ヒメツルソバ
以前、北側の駐車スペースの砂利の中からポコポコ生え蔓延る姿が苦手とういうお話をしました。その話は下記をご覧ください。
今年、砂利の中から生えたヒメツルソバは除草しましたが、ブロック塀の際のコンクリート部から生えた姿には嫌悪はなく
可愛い花をつけていたのでそこだけ残し、6月の花というわけではありませんが今回の紹介となりました。
それにしても、生命力、繁殖力が凄いですよね。
18.センリョウ
地味過ぎて見逃す所でしたがセンリョウの花が咲いていました。
花びらという形はなく先端の黄色い箇所が葯(やく)と言い雄しべの一部で花粉を作る部分です。
葯を付けている黄緑色の球体が柱頭(子房)でそれが花茎に連なり、冒頭のハンゲショウの花と似ています。
6月の草花と花木から
今年は毎年咲いていた花が咲かなかったり、花付きが悪い植物も多かったです。
このことは、いろいろと原因はありますが今年になってから直面している肥料不足が原因と思うことが多く、
追肥(ついひ・おいごえ)、お礼肥え(おれいごえ)や寒肥(かんごえ)など肥料の施し方を見直していきたいです。
我家の庭の6月の花は薄紫の花や白い花が多く、そして、小さな花や小花が集まって花穂になる種類も多かったです。