コモンマロウの葉を食べるワタノメイガの幼虫
コモンマロウに発生する芋虫を調べると、アオイ科の植物に発生するワタノメイガの幼虫が検索ヒットします。
この時、発見した芋虫は姿形がどことなく違うような気がしたうえ、
写真撮影した頃はまだコモンマロウの食害にあっていませんでしたのでワタノメイガの幼虫だと判断ができませんでした。
ワタノメイガの幼虫について書いた記事を下記に載せていますので良かったらご覧ください。
ただ、他にも生物の写真など掲載していますので苦手な方はご注意ください。
念のためその時の芋虫は引越しを済ませていますが、その後、葉の食害や糞の様子からワタノメイガの幼虫がいたことは確実です。
シャクヤクの葉を食べるシャクトリムシ
シャクヤクに接ぎ木をしたボタンの株を植えているので、どちらの葉を食べているのか瞬時には分からなかったのですが
どうもシャクヤクの葉の縁に器用に尺を取りながら食べる「尺取り虫」です。
尺取り虫はシャクガ科に属する蛾の幼虫で日本だけでも約800種類もいるそうで、シャクガの種類までは分かりません。
今回、花も終わりいずれ葉も落ちるだろうと捕殺退治などはせず尺取り虫をそのまま放置していました。
「シャクヤクの葉を食べるシャクガ科のシャクトリムシ」×早口で10回
セリを食べている?芋虫
セリを食べているのか、たまたまセリの葉で休んでいるのか。これだけの情報では何の芋虫か分かりません。
お尻に突起のようなものがあるのでいつぞや見かけた芋虫?しかし、パラパラの黒い太い毛がないからコナガではないようです。
そして、身体に縦筋が見えます。
それらからタマナギンウワバの幼虫に一番近いような気がします。
タマナギンウワバは雑食性でアブラナ科野菜が主要ですが、ニンジン、セリ、ゴボウ、ダイズ、サツマイモ、レタスなどにも発生しますからね。
パセリを食べるキアゲハの幼虫
キアゲハの幼虫をパセリで見つけた時は、もう悲鳴をあげることも写真を撮る事もスルーしてしまうほどで
「またか」と思い「どうぞどうぞお食べになって」とパセリをあきらめ見逃していたら3匹まで増えていました。
パセリがスカスカになるまで食べ尽くしてしまうキアゲハの幼虫ですが、今のところイタリアンパセリでは見かけません。
エニシダにいたヒメシロモンドクガの幼虫
初めて見た時はびっくりしたというか、こんな毛虫も世の中にはいるんだ。と純粋に驚いた毛虫です。
何より面白いと思ったのは触覚のような黒い毛です。
左右に「ピーン」と伸びた黒い毛の触覚はキャラクターのようで、葉を一生懸命食べる姿は可愛いような気もします。(これがキモカワ?)
そして、背中には束になった白い毛が4束あります。(これも不思議)
毛虫1つの身体にいろんな長さの量(束)や色が違う毛をまとっていることに関心しながら観察していました。
しかし、毛虫でもヒメシロモンドクガの幼虫は毒針毛はないのですが、強い接触で軽い皮膚の炎症を生ずることもあるらしいので、
エニシダの葉を愛嬌のある顔で一生懸命食べているところ、枝葉ごと剪定して補殺退治いたしました。
毛虫と芋虫のまとめ
2021年と2022年で発見した毛虫と芋虫は5種類。
2023年で発見した毛虫と芋虫は5種類(その内重複1種類)。
今回の2024年7月までに発見した毛虫と芋虫は5種類と、約3年半で14種類の毛虫と芋虫を我が家の庭で発見することが出来ましたが、
地域性はあるもののやはり庭に植えている植物によって発生する毛虫芋虫も違うことが分かりました。
そして、庭の樹木や草花の葉を食べたり皮膚の炎症を起こす原因になるなど人間にとって困る理由から
言葉を濁して書いていますが毛虫芋虫の命の終わりを私の勝手で決めてしまっていることが残念です。