土手の3月の植物。
今回は土手の4月の植物の紹介です。
4.イモカタバミ
これだけピンク色の小花が群生して咲くと可愛いのですが、ピンク色の花が咲く植物を自ら選んで庭に植えていないのでそのまま手付かずです。
ピンク色の花びらのカタバミもいろいろと品種があるのですが、花の中央が濃い赤紫色だとベニカタバミかイモカタバミで、
花弁より大きい葉で光沢がなければイモカタバミです。
黄色い花を咲かせるカタバミやアカカタバミは我が家の庭であちこちに見かける(根や種で増えます)ので、
このイモカタバミも我が家の庭で繁殖するのかと思いきや、イモカタバミは地下の塊茎(かいけい)によって増えるんですね。
塊茎:地下茎の一部が澱粉などを貯蔵して、塊のようになったもの。
5.シロバナコバノタツナミ
花や葉の形、葉の色からシソ科ではないかと思っていましたが、グーグルレンズで調べると一発で出て来ました。
シソ科タツナミソウ属コバノタツナミソウの白花品種です。
花が咲いている時に移植すれば良かったのですが、見逃してしまい土手の何処に生えていたか分からなくなってしまいました。
土手でコバノタツナミを見かけたのは今年が初めてで、しかも1株だったので鳥が運んで来たのか種が飛んで来たのか自生したようです。
6.コデマリ
写真は寂しいけど土手で咲き誇る姿はとても可愛く綺麗で、コデマリもよく切り花用で頂いていました。
このコデマリを移植するため掘り上げる際、土手の土が崩れ落ちるので土手下の住人に許可を貰い
夫が掘り上げ作業を行ったのですが、気候も暑く土手の傾斜に掛って掘りにくいうえ長い根がどこまでも続き
掘り上げた頃には細かい根も含め剪断してしまい、このような状態で移植してしまったせいか根付く前に枯れてしまいました。
7.白ドウダンツツジ
我が家のアプローチ沿いに植えていたドウダンツツジは西日のせいか、乾燥して1本は枯れ2本は生育不良になったのに対し、
我が家のドウダンツツジと向かい側の土手に植えてあるというだけで、
樹高1.5m程まで育ち刈込みされたように整えられた枝葉に毎年ベル型の白い花が咲いていました。
そのドウダンツツジを残すように夫が伝えていたのですが、業者と別で区の職員がやって来て、
木を残すと災害時に土手が崩れ木が倒れて危なくなるとか何とか。
そしたら、今まで数十年、樹木があったのに除草だけしていた土手は何だったんだ。と、夫はぷんぷん。
それに対して、過去に倒れたことがありますからね。と、区の職員。
まぁ、責任の所在なんでしょうかね。
本命の樹木ではなかったので、残せたら残してくださいと区の職員に頼みました。
樹木を残せるか持ち帰って検討すると言っていたので、どうなるか返事を待ちたいと思います。
8.マツバウンラン
写真は我が家のアプローチ沿いに今年、自生していたマツバウンランですが、
アプローチで自生する程なのでやはり西側の土手にちらほらマツバウンランが生えていました。
以前は土手にもマツバウンランは見かけなかったので、何処からか種が飛んで来たのではないでしょうか。
小さな薄紫の花を花穂状に咲かせ、松葉のような細い葉を付けまっすぐ上に伸びた姿が好きですが、
繁殖力が旺盛で日当たりが良ければどこでも繁殖するので、雑草として駆除されることが多いマツバウンランです。
マツバウンランの話も書いてます。
9.シラン紫
時期が来れば西側の土手は紫色の花だらけになります。
紫と言ってもピンクの色が混ざった紫色で遠目にはピンクの花に見えます。
西側の土手は木陰を作るような樹木もなく、日当たりも良く(西日も当たります)風通しも良いのでシランの栽培環境に合っていたのだと思います。
沢山のシランが生えていましたが、我が家の庭にもシランがあるので移植は考えませんでした。
2024年8月下旬現在
残して欲しいとお願いしていたドウダンツツジとカラタネオガタマ(まだ紹介していない樹木です)は、
結局、残すことが出来ず伐採されることになりました。
最初の業者の話は何だったんでしょうね?
しかも、他の人も残すと言っていた土手一面に植えられたツツジとアジサイもあるのですがどうなるのでしょうか?
伐採すると決まってまだ2つの樹木はありますが、3m以上の樹木は着々と伐採されています。