石積み花壇の模様替え計画Part1
Part1からの続きです。
石積み花壇が出来上がるまで
今の石積み花壇を作成するに当たって「黄緑色の葉と白色の花の中に青色を差し色に」と植物のイメージカラーと
「洋風のお洒落な石積み花壇」とテーマが決まったので、今回は花壇に植え込みして作って行った植物のお話をします。
石積み花壇のイメージカラーとテーマに合う植物
オオデマリとホスタの植え込みをしてからすぐに植えたのが、真っ先にお洒落代表の植物で思い浮かべたヒューケラ2株(書籍の影響)です。
そして、丁度、我が家の庭で何処に植えるか迷っていた白花のカラーも石積み花壇に植えれば映えるだろうと考え植えました。
植えた当初はアジサイ前にまだスペースがあったのですが、2年目からはアジサイも大きく生長し葉が茂り、
折角の可愛いヒューケラの葉が見えず、一輪しか花を咲かせなかったカラーも伸びた茎の存在も分からず花だけが顔を出す不格好な姿でした。
それでもヤマボウシの白い葉も開き始め、アジサイの青紫の花も咲き緑と白と青でまとめられた花壇が出来ていました。
ただ、予定と違ったのは青い水盤がアジサイの葉で隠れてもアジサイの青紫の花が目立ち、植物のイメージカラーと違うようになったことです。
2023年になると白花のカラーは芽は出すものの茎も伸びず花も咲かず、相変わらずヒューケラの葉も見ることができませんでした。
また、この年の4月にオオデマリの花が初めて咲きましたが、アジサイの花の時期と被らず、
アジサイの花の全盛期よりもっと後で咲き始めたヤマボウシとも被らず、花壇はアジサイの青紫色の花がメインになっていました。
石積み花壇に避難した植物
洋風でお洒落な花壇作りを進めながら、一方、日が当たり過ぎて育てられない庭の植物の避難場所になっていました。
我が家の庭には日陰になる場所が少なく、この花壇内に植えている樹木の木陰が日陰になる場所でそこに移植したのが、
半日陰の栽培環境に適した植物たちで、移植してユキノシタやシラユキゲシは繁殖し(それでも、夏になると地上から姿を消します)
キンミズヒキも順調に育ち私の好きな黄色い花を咲かせてくれます。
日陰を求めて植えたので花壇後列のヤマボウシやヒメイチゴの木の下に植えた「下草」となり
洋風のお洒落な石積み花壇からイメージがずれたのですが、前列の草花たちより草丈が低く見えないので影響はありません。
石積み花壇に植える場所が決めれなかった植物
石積み花壇がある場所は庭の南東角で、花壇でも角になる場所に樹木などを植えると隣地にはみ出し迷惑になると考え、
また、角まで目が行き届かないだろうと何も植えるつもりはありませんでしたが、庭に植えるスペースがなくなってくると、
植える場所が決めれなかったレモングラスとディルの交雑を避けるためフェンネルをその角に植えました。
花壇のヒメイチゴの木やヤマボウシの後ろになり、幹の下からかろうじてレモングラスやフェンネルが分かる程度で、
レモングラスもフェンネルも洋風のお洒落な石積み花壇のイメージに直接関わる事はありません。
石積み花壇で目論んだ植物
予定外の草花は増えていきましたが、洋風のお洒落な石積み花壇を作るための植栽は止まっていました。
しかし、変化がない花壇に飽き、植物のイメージカラーより自分の好きな黄色い花を優先させ、また、青い水盤と補色になり互いの色が引き立つと考え
補色:色相環で正反対に位置する色同士。
色相環(しきそうかん):色相を環状(輪)に配置したもの。
2023年の12月、黄色い花を咲かせるユーフォルビア・ミルシニテスを左右のアジサイ近くに1株ずつ植えました。
ブルーグレーの葉と私の好きな黄色い花を咲かせ、一年中美しい葉色は花の無い時期でも鑑賞が楽しむことができ、
また、横に這うように枝葉を伸ばすので、花壇の高さを利用して垂れ下がるように見せれば素敵な花壇に・・・、
私の目論見は外れ葉が茂る事も垂れ下がるほど生長することもなく、それどころか1枝2枝のみで頑張って生き残っています。
ここで、もしユーフォルビア・ミルシニテスが茂っていたら花壇の方向性はまた違っていたと思います。
そして、ユーフォルビアを植えた頃から植物のイメージカラーは関係なく、「洋風のお洒落な石積み花壇」というテーマも放棄していたと思います。
補足:水盤の左側に写っているのが枯れかかったアジサイで現在の状況です。
補足:左側のユーフォルビアの右に写っているのがヒューケラですが今年の8月に全て枯れてしまいました。