秋の庭
我が家の庭は常緑性やリーフの形を基準にして植物を選んでいたら、花が咲く季節が偏ってしまい秋の花が僅かしか見られません。
秋でも紅葉が始まっていない10月が特に寂しいと思うようになり、奥の植え込み(コンクリートブロック塀並び)には植える場所がなく
庭の中心に植えているモミジ周りの空いているスペースに植えれそうな場所があるので、秋に花が咲く植物を探していました。
しかも、ここは部屋にいながら眺めることができるベストポジションです。
ガリウムオドラタムとゲウム・リバレ
上記写真の右側矢印の場所にガリウムオドラタム(クルマバソウ/開花時期:春)2株を植えていたのですが、
湿り気のある半日陰から日陰を好むガリウムにとって栽培環境が合わず、花を見ることなく今年枯れてしまいました。
また、左側矢印の鉢栽培しているビバーナムティヌス(開花時期:4月~5月)をそこに植えるつもりだったので、
鉢の足元に植えていた2株のゲウム・リバレ(風鈴ダイコンソウ/開花時期:春~初夏)を移植したのですが、
結局、ビバーナムティヌスもそこに植えなかったので植えるスペースがあり、その前のノイバラ(開花時期:5月~6月)の鉢の場所にも植えれます。
ユリオプスデージーの花とツワブキの花
常緑低木のユリオプスデージー(開花時期:11月~5月)をモミジの下葉に掛らないように剪定しながら小さく育て、
一年中緑の葉を見せ秋に私の好きな黄色い花を咲かせてくれるので植える気満々で盛り上がっていましたが、
モミジの株元に植えている我が家の庭で秋に咲く数少ないツワブキ(開花時期:10月~12月)の花と似ているような気がしてきて、
折角新しく植えるなら変化が欲しいとユリオプスデージーを止め、もうその季節だというのに再び秋の花を探していました。
ダンギク
同じ黄色い花ばかり選ぶから似たような花になりワンパターンになると考え、右側には黄色い花が引き立つ紫色の花を探し選んだのが、
下から段々に花を咲かせるダンギク(段菊/開花時期:9月~10月)です。
紫といっても青紫色の線状の花びらが涼し気で、しかも、それが段になって咲く姿が不思議で面白いと思っていた花です。
ダンギクを選んだ理由に触れています。
このダンギクを右側の空きスペースに植え、まだ株は小さく花の量も全然足りませんが
緑色ばかりの中に今までにない紫色があると、慣れないせいかほんの僅かでも華やかに感じます。
イソギク
左側の鉢を除けて植えるつもりで秋の花を探しているのですが、雑木林や和風の雰囲気に合い、
秋に咲かせる黄色い花で出来れば常緑性。低木の場合は剪定しながら小さく育てるか、草花でもそんなに高くならない植物。
悩みに悩んで気付いたのですが、我が家には既に思い当たる植物がありました。
枯れた状態に近くあまりにも葉が汚く茎は曲がり支えがないと倒れ、花も咲かないのですっかり忘れてたイソギク(開花時期:10月~12月)です。
通常、花後に切り戻し剪定をするのですが花芽が見当たらないのでさっさと切り戻し剪定をし、
鉢も小さく根が回っていたので、植え替え適期が3月から4月ですが待てずに植え替えもしてしまいました。
不安だった切り戻し剪定も1週間で芽吹き枝からも新芽が見えます。
このイソギクが上手く育つようなら左側のノイバラの鉢を避けて来年の春にでも地植えにしてみようかと考えています。
秋の花木
残暑の中、9月下旬から花を咲かせるスイフヨウは、我が家の花の紹介でも9月なので秋の庭に咲くイメージがなかったのですが、
やはりスイフヨウの花のピークは10月の中旬ぐらいで、秋の花木として庭に色どりを加えてくれます。
このスイフヨウも来年は低く仕立てるつもりなので、今までより秋の庭で視界に入りやすくなり、
上を向けば白やピンクの花と地面には花後のピンク色が見られ少しはにぎやかになると思います。
花後すぐに萎んだピンクの花ガラも可愛く、10月中旬になると白色の花の原形を保った姿で落ちていたものもあり造花のように綺麗でした。
飛び石の隙間に秋の葉
開花時期が3月から5月と春で秋の花ではありませんが秋も緑色の葉が見れるならと、
庭の違う場所で繁殖していた常緑多年草のムラサキサギゴケを9月下旬、伊吹石の飛び石の隙間に移植しました。
この飛び石の隙間の環境に合うかお試しで植えたので株数は少ないですが、乾燥に気を付けながら育てほんの数株でも雑草に負けず定着し、
ここで繁殖して飛び石の隙間を埋めるようなグランドカバーになれば、今までの苦労は報われる。と思いながら秋の庭づくりをしました。
飛び石の隙間緑化についてのお話です。