増えすぎたシダ
道端に普通に生育し、よく見かけるシダの姿形から単純に「ベニシダ」と判断してしまいましたが、
新葉の紅葉もただの葉焼けだったようでベニシダではないと分かり、未だに名前が判明できていません。
道端に自生していたそのシダを庭の西側のモミジの株元に1株移植し、いつしか望まない場所に繁殖するようになったシダです。
中には胞子によって増えた箇所もあるかもしれませんが、モミジの株元半径まで地下茎を伸ばし、
こんなところまで!?と思うような場所まで広げてきたので食い止めているところです。
モミジの株元には自生のフキエリアもあり、フキの繁殖も自然に任せていたら地下茎が伸び、
あちこちに芽を出し石張りの石を持ち上げそうな場所や宿根草のエリアなど、生えて欲しくない場所まで広げるので、
フキも気付く限り抜くなどして対処していたのですが、そんなフキの茂みの中にシダまでが増え今度はフキが見えなくなってきています。
とりあえず応急処置でフキの中のシダは茎を剪定処理してしまいましたが、
硬くて径1mm以上はあるシダの茎は抜けにくく手で簡単に切れず、ついハサミで剪定してしまうので残った地下茎からまた生えてきてしまいます。
緑の葉が少なくなるこれから、緑の葉を見ることができる常緑のシダを残したいという冬の時期と
生えて欲しくない場所や広がり過ぎた地下茎を抜いて処理する春と、暑さと怠慢でとりあえず剪定で済ましてしまう夏と秋。
気分などで適当に処理してきたので、モミジ周辺はシダがまばらに生え景観が崩れてきています。
名前が判明しないシダですが、いろいろ検討してイヌケホシダかハシゴシダ辺りかな?というぐらいしか分かりません。
教えや見本がないと私には分らず、シダ植物を判別できるようになるにはまだまだシダの勉強が足りません。
増えて欲しい石化トキワシノブ
庭の真ん中に植えているモミジの株元に、プテリスと石化トキワシノブを一緒に栽培している平鉢が置いてあり、
鉢を置いてから一度も動かしたことがなく、周りの植物の葉や落ち葉などでそこに鉢があることも分からなくなっていますが、
トキワシノブの猫の手(根)が鉢を乗り越え伸ばした先がキチジョウソウの茂みで、その中からも石化トキワシノブが茂っています。
この秋、面積を広げすぎたキチジョウソウの根をカットし随分と整理したのですが、その中に生えた好きなトキワシノブは増えることに万々歳なのでそのままです。
こうした考えがいずれ増えすぎて困ったとなるんでしょうね。
ついでにトキワシノブと一緒に鉢栽培しているプテリスですが、細い茎を長く上に伸ばし、当初の頃より葉が大きくはなっていますが葉の量が減っています。
そして、トキワシノブの右横にあるイノデも葉焼けする葉も多いですが同じくらい生まれ変わる葉も多く、それでも広げ過ぎて困る事はまだありません。
仲間入りしたタチシノブ
今年の春に仲間入りしたホウライシダ科タチシノブ属の常緑性タチシノブです。
葉の形と柔らかそうな質感が好みでそれを基準で選んでいるのですが、夏の猛暑は枯れてしまうのではないかと冷や冷やしました。
この葉を見ていると何となく食べれそうな感じがし、似てはいないのですが人参の葉を連想させます。
仲間入りしたホラシノブ
こちらも今年の春に仲間入りしたホソグウシダ属ホラシノブ属の常緑性ホラシノブです。
ここまでくると私の好みが分かりそうですが、小羽片の細かい葉が好みでそれが綺麗に並んでいる姿が更に好きです。
偶然か「シノブ」と付く名前のシダ類の方が私の好みが多いです。
また、シノブだけではないですが私が好みと思う小さな葉を付けたシダは夏に葉焼けをすることが多く中々増えません。
そして、涼しい季節になると小さな葉が並んだシダをゆっくり観賞したくなるんですよね。
今年の1月に紹介したシダ植物のお話です。