ハーブ花壇誕生
レンガの小道沿いが緑でお洒落な景観になればと、リーフ観賞ができ折角ならハーブキッチンの収穫もと欲張ったハーブ花壇を作成し、
キッチンハーブ:肉や魚料理、サラダ、パスタ、ドリンクなど調理の際に使用できるハーブのこと。
ハーブの栽培知識も不十分なまま、とりあえず手をつけた初めての大掛かりな栽培でした。
猫のトイレ場所になったハーブ花壇
花壇作りたての柔らかい土が猫のトイレ場所に最適だったらしく、そうさせないためハーブの隙間に鉢を置いて戦った2ヶ月でした。
5月になりハーブが生長して隙間がなくなる頃には、猫もトイレ場所にしなくなったようです。
花が主役になったハーブ花壇
6月上旬には、ハーブ花壇前の畑に作物がなくなりハーブの管理や収穫がしやすくなりました。
ハーブ花壇に植えているハーブは、大半が多年草のシソ科で可愛らしい花は咲きますが派手な花は咲かず、
大きな葉が草丈高く茂った緑色の中で、ピンクサファイア色の花を咲かせたコモンマロウは見馴れないせいか目立ちました。
リーフ観賞ができたハーブ花壇
リーフをお洒落に見せる配置や生長速度、葉の茂り方、観賞時期など分からず、書籍やネット情報だけでは実際の栽培と多々違う所もありましたが、
苗数や良く茂る性質のハーブが多かったのか花壇一杯に茂ったハーブは偶然私好みで、
リーフの様々な形や色の違いを十分に堪能でき、リーフ観賞が7月中旬頃だと言えるほど緑が綺麗でした。
ただ、草丈の高いコモンマロウはこのハーブ花壇にとって失敗と思っています。
剪定と収穫が大切なハーブ花壇
7月のハーブ全盛期以降、何処から手をつければよいか迷い収穫も滞り、8月に入れば蒸れて枯れたり育成不良を起こし始めていました。
暑さ対策に切り戻し剪定を定期的に行い、風通しを良くすれば高温多湿が解消され発育不良などにもならず、
ハーブは小まめな剪定整理と収穫、そして管理が必要だと後々のリーフ観賞において実感するようになりました。
また、イタリアンパセリなどキッチンハーブとして大活躍してくれたハーブは、畑の後ろにある花壇では収穫や管理が面倒で、
収穫頻度が高いハーブは栽培しやすい鉢など個別で栽培した方が良いとこれも実感しました。
処分と切り戻し剪定をしたハーブ花壇
倒れるコモンマロウに我慢ならずとうとう処分しましたが、ハーブバランスを考えると上にも横にも大きくなるコモンマロウは合わなかったと思います。
しかし、草丈が非常に高くなるラベンダーセージは、花壇の右端に植えたことで悪目立ちすることがなく、
また、切り戻し剪定ができ高さ調節ができることや花の観賞期間が長いことなど大変お気に入りのハーブになっています。
秋から冬のハーブ花壇
寒くなるにつれ地表から姿を消すハーブもあれば、この時期になっても小まめな剪定のお陰で芽吹いたり、まだまだ元気なオレガノもあります。
何よりラベンダーセージの花が咲き続け、冬のこの時期になっても彩ってくれたことがレンガの小道を歩く楽しみになりました。
12か月目のハーブ花壇
ラベンダーセージとサルビアガラニチカの冬の剪定により寂しくなったハーブ花壇は、冬らしい様子になりましたが
春の芽吹きに力を蓄えているハーブや、ハーブの模様替えもしたので春にはまた違ったハーブ花壇が見られると思います。
そして、1年間ハーブを栽培してみて思うことは、レンガの小道沿いをお洒落に彩ることを考えるなら、
花壇の前に畑があるので花壇ではリーフ観賞をメインとしたハーブを栽培し、向かいで収穫がメインのハーブを鉢栽培することが最適だと思います。
ハーブの配置
①レモンバーム:シソ科コウスイハッカ属(メリッサ属)<多年草> ②カーリートミント:シソ科ハッカ属<多年草> ③ホワイトペパーミント:シソ科ハッカ属<多年草> ④・⑫グラウンドアイビー:シソ科カキドオシ属(グレコマ属)<常緑多年草> ⑤カラミンサ・グランディフローラバリエガータ:シソ科トウバナ属(カラミンサ属)<多年草> ⑥スイートマジョラム:シソ科ハナハッカ属<多年草> ⑦イタリアンオレガノ(ハーディーマジョラム):シソ科ハナハッカ属<多年草> ⑧タイムタボール:シソ科イブキジャコウソウ属<常緑低木> ⑨ラムズイヤー:シソ科イヌゴマ属(スタキス属)<多年草> ⑩イタリアンパセリ:セリ科オランダセリ属<二年草> ⑪コモンマロウ:アオイ科ゼニアオイ属 <多年草> ⑬コモンセージ:シソ科アキギリ属(サルビア属)<多年草> ⑭サルビアガラニチカ(メドセージ):シソ科サルビア属<多年草> ⑮ラベンダーセージ:シソ科サルビア属<多年草>