肥料の把握
効率的に施肥をするため春に施肥をする植物の把握をし、次にしたことはその植物に施す肥料の把握です。
今回、一斉に施肥をする植物が多く不慣れなことから、施肥をする肥料の種類が少なくできれば、
肥料の把握や準備、計量作業や撒き方など効率的に作業ができるのではないかと、肥料の把握がてら肥料の種類の簡素化を行っています。
そのため施肥一覧表に書き出した肥料が、いろんなサイトから参考にしたので1つの植物に対して施す肥料の候補が何種類もあったり、
二者択一になっていた肥料を他の植物と同じ肥料が使えるよう決定したりと
施肥一覧表の見直し訂正をしているのですが、書き出した肥料について分からなかったこともあったので簡単にまとめてみました。
施肥一覧表の肥料について
肥料は、大きく分けて二つに分かれます。
有機質肥料とは?
植物や動物の死骸や排泄物、油粕、魚粉などを発酵させて作られたものを有機質肥料と呼び、
肥料の効き方としては、土壌の微生物の働きで分解されるため効果は長く続きますが速効性はありません。(緩効性肥料)
施肥一覧表の植物に施す肥料をひとまとめに”有機質肥料”と指定された植物もあれば、
具体的に”油粕(固形ではないもの)”か”固形油粕”を施すよう指定した植植もあります。
固形油粕は、油粕より速効性があり悪臭が少なく、すぐに使用できるので追肥として使用できるという特徴があるのですが、
以前、粉末の油粕を使って施肥をしていた時、気温が高い時の悪臭や虫が湧いた経験から粉末の油粕を避けるようになり、
追肥に固形油粕を使うようになったのですが、油粕だったら固形か固形でないものに違いがあるとは思いもしませんでした。
また”鶏糞・馬糞・骨粉”など指定された植物には、これら有機質肥料を使用するか”化成肥料”を使用するか選択になっており、
滅多に出番がないことや使う肥料の種類を少なくするために化成肥料で統一したので、有機質肥料がどの植物に効果があるのか不勉強です。
無機質肥料とは?
鉱物などの無機物を原料とし無機養分一つのみを保証する単肥(たんぴ)を無機質肥料(化学肥料)と呼び、
水に溶け込むため速効性が高いですが効果が続く期間が短いという特徴があります。
今まで化学肥料を使ったことも聞き慣れた言葉でもなかったせいか、化学肥料と先程の化成肥料が同じものと勘違いしていたこともありました。
化成肥料は、化学肥料の一種で窒素・リン酸・カリのいずれか2成分以上含み、科学的な処理を加えた複合肥料のことです。
草花一覧表によく出てくる”緩効性化成肥料”は、化成肥料に緩効性の性質を加えたもので、
”緩効性肥料”と”緩効性化成肥料”は別物の肥料であるように、それぞれ言葉の表記が違うだけで同じ肥料だと間違っていたり、
”速効性化成肥料”は”化成肥料”と違う肥料なのかと悩むこともあり(同じ肥料のことだと思ってます。)、
施肥一覧表に書き出した肥料の種類を少なくするための簡素化作業は難航しました。
肥料の成分
「N10-P10-K10」などの表示は、三大栄養素の含有量を示したもので、
例えば窒素(N)・リン酸(P)・カリ(K)がそれぞれ10%ずつ含まれていることを示しています。
窒素(N)…植物の生長に欠かせない栄養素で、葉や茎の生長を促進します。
リン酸(P)…根の伸長や開花、結実を促進します。
カリウム(K)…養分の体内での移動を活性化させる役割があり、根菜類の根の肥大させ発育を促進します。
栄養素にはそれぞれ役割があり、その成分の比率により植物の促進が違ってきます。
ただ、含有量や比率がどのように植物に影響しているのか私には理解できていません。
我が家の手持ち肥料
実際に使用する手持ちの肥料がどの肥料に当たるのか振り分けてみました。



”油粕”や”固形油粕”→「中粒発酵油粕N4-P6-K3」
”緩効性化成肥料(N10-P10-K10)”→「ガーデンボールN10-P10-K10」
”化成肥料(N8-P8-K8)”や”速効性化成肥料”→「有機入り化成肥料N8-P8-K8」
”液体肥料”→「ハイポネックスN6-P10-K5」
※使用する肥料はその他にもありますが、主だったものを記載しています。
どのメーカーの肥料でも、「有機質肥料」や「緩効性肥料」と統一した表記があれば、悩むこともないのですが。