1カ月前の4月中旬(4/17)に観察した雑草の続きです。
5.ジシバリ
現場を離れて後から調べることになると、紛らわしい仲間が判明し判別に悩まされるんですよね。
しかも、その時に限って写真が不十分だったり。
今回は野原や山地の草地、あぜ道など幅広い環境で生えて来ることや数少ない写真から唯一分かりそうな葉の形などから判断しました。
自宅の敷地と道路の境に生えていたジシバリです。
このようにはっきりと写真撮影に観察ができると分かりますね。
ジシバリ、ジシバリ、ジシバリ・・・・・ジバシリ、ジバシリ?
いつのまにか”もののけ姫”に出てきた登場人物になってしまうのですが、「ジシバリ→地縛り」「ジバシリ→地走り」漢字読みすると分かりやすいです。
6.シロバナタンポポ


今回の雑草観察(4月・4月中旬の道草)で初めて日本の固有種であるシロバナタンポポに出会いました。
黄色い花のタンポポより見かける事が少なく珍しい花だそうですが、西日本ではよく見かけるタンポポで
私も幼少の頃から白いタンポポを見つけては、「日本タンポポ」と呼んでいた程です。
シロバナマンテマ(4月の道草Part2掲載)
植物図鑑に掲載されそうな、シロバナマンテマの特徴である長毛と綿毛が混生する綺麗な実の写真が撮れたので紹介です。
ふっくらとした実を見るとぷにぷに触りたくなるのですが、毛が生えている姿を見るとイガイガしそうで触わらずじまい。
毛には昆虫の食害を防ぐ意味があるそうですが、人間にも効果があるようです。
7.スギナ
フレッシュグリーンのふわふわで柔らかそうな葉が一帯に広がり、そこにヤツデやその他の樹木も合わさって雰囲気よく感じます。
崖下に生えていたふわふわの植物はスギナで、溜池の岸に群生しており湿気を好むスギナにとって環境が合ったようです。
スギナになる前は”つくし”ですが4月初旬の道草では全く気付かず、ひょっとしたらつくしが群生し茶色の一帯が見れたのかもしれません。
セイヨウタンポポ(4月の道草Part2掲載)
4月初旬で確認し忘れたセイヨウタンポポの総苞外片の開き方を確認してきました。
外片が開いた姿はセイヨウタンポポと言えますが、
閉じているような開いているような中途半端な開き方が雑種のセイヨウタンポポでしょうか?
8.タチイヌノフグリ
オオイヌノフグリより小さい青い花です。
小さすぎて気付かず拡大写真を撮ってオオイヌノフグリの花と似ていると気付くくらいです。
オオイヌノフグリと葉の形も違えば葉柄も短く直立性です。その性質ゆえにタチイヌノフグリという名前です。
9.ノミノツヅリ


我が家の庭のレンガとレンガの隙間からも見つけた小さな白い花。
庭で見つけた時は何と小さな花かと思っていましたが、今回の雑草観察の中ではそこまで小さい花の部類には入りません。
名前の由来は花の大きさではなく葉がノミの綴(つづり:衣服)に例えたところからきています。