くるくる葉でぎゅうぎゅうなハナニラ
球根植物は発根中の生育期に移植してしまうと切られた根が再生しにくく、栽培の上で大きな弊害になるということを知らず
去年の3月末頃、土手の防草シート工事のため植えてある植物を処分するということで、開花中のハナニラやスノーフレークを移植してしまいました。
弊害になることは知りませんでしたが植物の移植時のように注意を払い、根は極力触らない方が良いだろうと土手から土の塊ごと掘り上げ、
何も触らず庭に植えたのですが、やはり根が切れていたのか花はすぐに萎れ葉が枯れるのも早かったです。
今年、そのハナニラが萌芽し生長するにつれ”くるくる”と巻いた長短の葉が”ぎゅうぎゅう”に密集して生え、
土の塊で植えたため数個の球根が密着していたことも分からず、分球もしなかったことが原因だったのではないかと思い当たり、
発根中は触らず生育期が終わってから球根を掘り上げ、分球して1個ずつ別の場所に植えようと決めたハナニラです。
4列目:開花中のシャガ
3列目:開花中のスノーフレーク
2列目:花が終わったスイセン
1列目(手前):開花中のハナニラ
くるくるのぎゅうぎゅうとした葉でしたがそれらが隠れる程の数の花が咲き、健常さは窺えました。
順調に芽吹いたスノーフレーク
スノーフレークも同じく生育期に移植してしまったのですが、ハナニラと違って土手から掘り上げる時に球根をいくつかぶった切ってしまったので
無事な球根を探すため土の塊を崩し、1個ずつ横1列に並べて植えることができたスノーフレークです。
お陰で問題なく順調に生長しましたが、去年から分球もそんなにしていないのか花数は少ないように思いました。
※スノーフレークは植え替えしません。
踏んでしまうクルシアナ・クリサンタ
鉢栽培だった原種チューリップのクルシアナ・クリサンタを地植えにしようと植える場所を探し、
他の植物と調和が取れる場所が思いつかず植えたいと思える場所もなく、球根ばかり植えているエリアにとりあえず植えてしまったので、
萌芽した当初は芽が見えず踏んでしまったり、生長したら今度は頻繁に使用しないけど通り道にあるので邪魔と思うこともあり、
クルシアナ・クリサンタも早々に栽培場所を変更しようと決めました。
数回ほど踏んでしまっても無事可愛らしい黄色い花が咲き、思ったより高い花茎や折れ曲がる葉など実物を見ながら
庭の何処に植えるか検討していたのですが、何と半夜続いた強風でクルシアナ・クリサンタが全て倒れてしまいました。
日が当たらずあまり健常に育たなかったのか、徒長して花茎が倒れやすい状態だったのか原因は分かりませんが、
倒れてしまったことから、可愛い色がアクセントになるようにまとめて植える代わりに支えを取り付けることを想定した場所に植えるか、
他の植物で支えになるように混植できる場所に植えるか、そもそも風が当たらない場所に植えるべきか植える場所の条件が増え益々悩んでいます。
地面に付くアリウム・モーリー
芽吹きが遅かったので今年花が咲くか心配していましたが、やっとアリウム・モーリーに花が咲きました。
しかし、今年は長く伸びたスイセンの葉とエリアを拡大して増えているシダの葉に隠れ、花が咲いていることに気付くのが遅くなり、
生長の妨げにならないよう範囲を広げ過ぎたシダを抜き、スイセンの葉は倒れる方向を変え花が見えるようにしましたが、(ハナニラも隠れていました。)
去年もそうだったように葉は立ち上がっていても、どうしても花茎が倒れ花が地面に付いてしまいます。
葉は倒れていないのでシダやスイセンの葉に押さえ付けられたわけではなく、花が重くて倒れるなら花茎が貧弱であることが原因で、
やはり日当たりが原因かと、このアリウム・モーリーも球根を掘り上げ日が当たる場所に植え替える予定でいます。