芽出しの始まりと生長の3月
石積み花壇の落葉植物は芽出しがゆっくり始まり、一年中葉を付けている植物もやっと生長が再開し、
その中でいち早く花を咲かせたのが、石積み花壇に設置している水盤の青い大皿と同じ色のアイリス2輪でした。
細長く生長する4月
4月上旬にもなると花が終わった短い花首のアイリスに似つかわしくないほど細長い葉が伸び、
そのアイリスを植えた同じ場所からカラーが芽吹き、大きくなった葉と細長い葉でアレンジされた奇妙なコラボが見られました。
水盤の右前には、ユーフォルビア・ミルシニテスの折れそうなほど細い茎の先で(総苞片の)開花が見られ、
その頃から上に向かってピンと伸びていた細長いアイリスの葉が次第に倒れ込み、
花壇の最奥では夏の間、姿を見せなかったシラユキゲシの丸葉があちこち見え、長く伸びた花茎の先に咲いた白い花がピークを迎えています。
そして、1カ月経てば地面をへばり付いていたソリダコ・ファイヤーワークスも草丈を一気に伸ばし、
細く上へ伸ばした姿がどうも雑草のハルジオンに見えてしまい、そうなるとソリダコがただの雑草に見えてしょうがないです。
しかも、草丈が高くなることを見越して手前に植えていたのですが、このまま行けば頭上のヤマボウシを剪定する必要がありそうで残念です。
バラエティー豊かな5月
地面が隠れる程、それぞれの植物が緑の葉を茂らせバラエティー豊かな今の石積み花壇がお気に入りです。
水盤の後ろに植えているユキノシタがひっそりと白い花を咲かせていますが、緑に埋もれ気付きにくく、
ユーフォルビアは垂れた細い茎は心許なくても、隙間を埋めるように増えた葉が可愛らしくなってきました。
去年の1本のチドリソウからこぼれ種で発芽した苗を石積み花壇前面に移植し、去年より多く開花するまで生長してくれ、
緑の花壇に久しぶりに色を添えてくれた鮮やかな紫色の花が、今まで色があった青い水盤とは違う趣向があります。