庭のイロハモミジ
写真に撮ろうとモミジの種を探していたら、先がないモミジの葉を発見。
モミジなんだけどモミジに見えない。
6月の剪定
庭の西側モミジ剪定後、続けて中央モミジも剪定しました。
相変わらず徒長枝もありますが(西側モミジよりは少ない)、どちらかと言うと中央モミジでよく見かけるのが、
通常サイズのモミジの葉より2倍はある大きなモミジの葉で、今年もあちこちで見つけました。
よく起こる現象のようで、春に伸びた新枝を枝の途中で切ると枝に残った少ない葉が補おうと大きくなるようですが、
今回は春に芽吹いてから何も触ってないので、冬の剪定(枝)に原因があるのではないかと推測しています。
同じように去年の秋に紅葉した葉の中にも大きな葉があったので、今の時期の剪定で枝を途中で切り秋頃に大きな葉が作られるようです。
大きな葉が発生したからと言って特段に困ることもないので何も対処していませんが、枝を途中で切ることは今までの剪定でしてきたことで、
それがどうして急に大きな葉が増え、どうして中央モミジに多いのかは分かりません。
剪定を進めていくと葉の切れ込みが多い葉を見つけ、よく見ると2つの柄が癒着して1本の柄になっていました。
植物の一部が異常に肥大化したり奇形になったりする現象を石化というのですが、石化の原因はホルモン異常やウイルス感染・細菌感染などの病気だったり
環境ストレスや遺伝的要因もあるようで原因を特定することは中々難しそうですが、消去法で考えると、
去年、中央モミジの葉の枯れや葉焼けが例年になく見られ、日差しが強いか猛暑が原因ではと考えていたのですが、
上記の原因と同じく、今回の石化の原因が極端な温度変化(猛暑)や乾燥などの環境ストレスではないかと考えています。
先程の「大きな葉」も石化現象に当てはまるのなら、どうして中央モミジだけ多いのかも納得できます。
今後、葉や枝の状態を定期的に観察し、しばらく様子を見守っていこうと思います。
さて、徒長枝を剪定し樹形を整え後はひたすら透かし剪定をしていき、幹に直接生えた小葉をむしり取り、
幹近くの小枝や日が当たらない位置の枝、混みあった枝や平行枝、幹に向かって生えている枝などを剪定し葉の量も調節していきました。
例年と剪定時期が違うので枝葉がなくなった先に、ヤマボウシの白い花(苞片)を見ることができます。
庭の風景
中央モミジ株元の鉢植物
中央モミジ周辺につい置いて増えてしまう鉢植物を制御するため、鉢を置くスペースがないように植栽をし、
居室から見えるモミジの正面だけは季節に合った鉢植物を飾ろうと、5月からはアジサイとヤマアジサイを置いていました。
5月中旬から咲き始めている左のアジサイは「月虹(げっこう)」という品種で、
咲き進むにつれガク咲きから手毬咲きへと変化するガクアジサイの一種ですが、開花が不揃いで花が咲き揃うこともなければ見せ場もなく、
6月上旬には、手毬咲きに変化することなくガク咲きのまま、花が終わりに向かっています。
途中、よく日が当たるように遮蔽物の無い場所に移動したことが原因で、葉焼けもしてしまいました。
もう一つの鉢はアジサイより一週間遅れで開花を始めたヤマアジサイ「藍姫(あいひめ)」です。
石積み花壇に植える予定でしたが、花壇の植物がどのように生長するか見守るため今年は鉢で栽培しています。
青い花を咲かせるということで選んだ「藍姫」ですが、今回は青紫色が限界のようで
来年、植え替える際には土壌を酸性にして、何処まで青い花に近づけることができるか楽しみです。
モミジを剪定し株元に光が届くようになった頃には、アジサイの花は終わりヤマアジサイの花も少し色褪せてきました。