6月のフェイジョア
5月下旬から、ぽつぽつと花を咲かせ始めたフェイジョアの紅白の花は、赤い内側が伊勢海老の殻のような深く渋い赤色(=海老色)で、
同色の長い花糸とその先の薄黄色の葯が、海老色と白色の花弁それぞれをバックにして見た時の印象の違いに感動を覚えた程です。
花糸(かし):花の雄しべを構成する部分の一つで、葯を支える細長い柄のこと。
葯(やく):雄しべの先端にある花粉が入っている袋状の部分のこと。
フェイジョアを植えたばかりの当初はあまり花に興味がなく、未だに樹全体に散りばめられた花の良さは分かりませんがクローズアップした花には目を奪われます。
左イチジク・フェイジョア・右ゴロタ石花壇
そのフェイジョア株元に植えているホスタは今春、株分けして株も小さくなりましたが、
我が家の庭のホスタの中で展葉も早ければ開花も早く、6月中旬にはフェイジョアの枝葉を避けてホスタに花が咲きました。
ホスタ前に植えていたエビイチゴも周囲の露出していた地面を覆い隠すほど茂り、陰にならない場所へ範囲を拡大し、
時たま独走するツルを軌道修正し調節はしますが、今年はいい感じに緑の絨毯が出来上がっています。
6月のイチジク株元
6月上旬はイチジク株元にまだリシマキアの黄色い花が咲いており、そこへ一輪二輪とカンパニュラ・アルペンブルーの薄紫色の花が咲き始めました。
イチジク株元で蔓延っているグレコマは奥のハーブ花壇から縁を乗り越え、フレッシュグリーンの丸葉が地面を覆いつくしていきます。
グレコマとユーフォルビア・フェンズルビー
そこに、少しずつ松葉のような葉に入れ替わるユーフォルビア・フェンズルビーが観賞できるのですが、ローズマリーの陰になり見えにくいことが残念です。
6月中旬、リシマキアの黄色い花は消えカンパニュラ・アルペンブルーの花が増えてきました。
グレコマの広がりも凄まじいですが、グレコマと同じくらいアジュガも広がりを見せています。
6月のゴロタ石花壇
半日陰の栽培環境が合ったヒューケラは、カラフルだった葉色も全体的に落ち着いたグリーン系の葉色になり、
少し植えた場所がずれただけで日陰の影響があったホスタは、同じフェイジョア株元のホスタより展葉も開花も遅く、
ヒューケラを覆いかぶさるように葉を広げている左側のアーティーチョークは、今年、太陽光を求めてフェイジョアの隙間から頭を出しました。
お陰で開花は早かったのですが通常の立ち位置からでは花を見ることができず、何とか写真撮影をした画面で綺麗な青紫色の花を見ることができました。
日がよく当たるようになったお陰で例年より大きく生長した蕾を2つも作りましたが、今年も食用とはならず
ウエストリンギアの茂みの中で生長している右側アーティーチョークの蕾が食べれるかもと覗けば、総苞片が開いている状態で食べることは出来なさそうです。
右のアーティーチョークが開花した時、ウエスリンギアの茂った葉の中に青紫色の花びらだけが目立つ奇妙な光景でした。