庭と家

心地よい庭と家にするため、してきたこと。したいこと。

6月ナツスイセン、7月ムスカリ、ユリは夏ではなく秋に球根掘り上げ【球根のお話6】

 

5月の球根掘り上げ

予定より早く掘り上げたハナニラやクルシアナクリサンタ、チューリップと5月に球根掘り上げをしていた最中に

niwaie-kaede.com

干からびたラナンキュラスの球根(1球のみ)を掘り上げたり、掘り上げる前に自然と地表に出てきたシラーの球根(1球のみ)を見つけたりと、

球根栽培&掘り上げが失敗に終わった球根もありました。

 

6月はナツスイセン球根掘り上げと植え替え

立派な青々とした葉があった去年の3月末に、急遽土手から我が家の庭に植え替えることになり、

その時は何の球根かも分からず花が咲く前に葉が枯れることも知らず、植え替えに失敗したと思っていたら、

その年、綺麗な薄いピンク色の花を咲かせてくれたナツスイセンです。

2024.8.11 ナツスイセン
株元で茂っている葉はハギ

よく考えもせず空いているスペースにとりあえず植えてから、後々、都合が悪いことが分かり場所移動をしようと、

葉が茶色く変色し枯れてなくなる前の6月頃に掘り上げ、子株があれば分球して6月から秋にかけて植え替えることにしていました。

2025.5.23 枯れ始めたナツスイセンの葉

6月頭には完全に葉が枯れていたのですが掘り上げのタイミングを逃し、気付けば梅雨入りし

雨で球根が濡れると乾燥させるのに時間がかかり、カビが生える原因になる可能性があるので通常は掘り上げしませんが、

ナツスイセンは掘り上げてすぐに植え替えることができるので、雨が止んだ隙に掘り上げを行いました。

2025.6.15 ナツスイセンの球根(分球後)

クルシアナクリサンタの近くに植えていたので栽培環境も同じ半日陰なのですが、問題なく順調に育ち大きな子球が2個出来ていました。

 

植え替えの理由の一つにナツスイセンの花がピンク色だったこともあるのですが、

我が家の庭の花のテーマーカラーから外れるピンク色の花を、ジャワ鉄平石の小道沿いに植えることにしているので、

2025.6.15 ナツスイセンを植えた場所

薄桜色の花を咲かせるシャクヤク(左)とキンシバイ(右)の間で、日が当たるようにジャワ鉄平石タイル近くに20cm間隔で三角形を作るように植えました。

(ちなみに、写真に写っていない左側にはピンク色の花のヤマアジサイやスイフヨウも植えています。)

ところが、場所を充分に検討しやっと植え替えることができたのに、球根の上部が1cm出る浅植え(鉢栽培の場合)をしてしまう間違いをしてしまい

2025.7.7 更に雨で土が流れ
露出してきたような?

気付いた時には7月になっていたので今年はこのまま様子を見ようと思いますが、また植え替えを行うべきかと悩みます。

 

7月はムスカリの球根掘り上げ

ムスカリを植えていた金属鉢の底が腐食が原因で抜け、また鉢内も窮屈になったように感じていたので庭植えにすることを検討し、

掘り上げ時期の6月下旬から7月上旬に、葉が枯れるのを待ちやっと掘り上げました。

2025.7.8 枯れたムスカリの葉

ふるい内にある、ある程度大きな球根が順調に育った球根としたら、小さな球根は鉢で窮屈だったことが原因なのでしょうか?

2025.7.12 ムスカリの球根乾燥中
ふるい外(左側)の球根が親球根

ムスカリは植えっぱなしで育てることが出来ますが、特に暖地などでは気温が下がる前の秋のうちに葉が出始め長く伸びてきます。

2025.2.23 葉が長いムスカリ

それを防ぐため球根を掘り上げ、通常10月から11月に植え付けますが12月上旬から中旬(暖地)頃に植えることで解消できます。

植える時は、球根の高さ1個分の深さで球根2個分の間隔を空けて植えるか、密に植え群生させるかそれまでに考えようと思います。

 

夏ではなく秋に掘り上げるユリの球根

黄金オニユリの開花時期は一般的に7月から8月ですが、我が家は発芽した4本のうち花を咲かせたのは2年ぶりの1輪だけで7月前には花も咲き終わっていました。

5年ほど植えっぱなしにしているので球根が密集し花付が悪くなっているのか、そもそも栽培場所が合ってないのかと考え球根の掘り上げを予定し、

2025.7.14 黄金オニユリの葉

6月下旬から7月頃に球根掘り上げと構えていたのですが、葉が枯れる気配は全くなくムカゴまででき、

どうも、その時期の掘り上げは鉢植の場合であって、地植えの場合は11月頃を目安に掘り上げるか、

ユリの球根は乾燥に弱いため掘り上げと同時に植え替えを行うので、葉が3分の1から4分の1ほど枯れた頃に球根を掘り上げる目安にしても良さそうです。