シラハギ鉢栽培の仕立て
広い地植えができる場所がなく、高さ40cmの白い陶器鉢でも素敵な仕立てができるかシラハギの鉢栽培にチャレンジし、

9月が終わる頃、小さくてもこんもりと茂った枝葉が鉢から放射線状に広がり、白い花を付けた枝垂れた枝葉が風にそよぐ姿を見ることができました。
シラハギ鉢栽培記録
2月の様子
秋か早春(11月か2月頃)に地上部を切り取り根際からの新梢を伸ばすか、丈を高くし枝垂れるような枝葉を作るため剪定せずにおくか悩み、
枝葉が枯れても丈が高い枝垂れた枝葉を作りたく剪定せずに様子を見ていた2月です。

3月の様子
いくら待っても落葉し葉がなくなった枯れ枝に新芽は芽吹かず、3月上旬には根際に新芽が生えてきていたので、
枯れ枝を全て剪定し北側から日当たりが良い南側の庭に移動し、飾れる場所を探し設置しました。


3月下旬には鉢の縁まで枝葉が伸びています。
4月の様子

枝葉が縁を超え始めた頃、茂みの中に1本だけ違う苗が生えてきています。
5月の様子

5月には枝葉が更に伸び放射状に広がり始め、風通しが悪くなったのかアブラムシが発生し、

薬剤散布のお陰か気付いたらアブラムシは消え、シラハギに大きな被害はありませんでした。
6月の様子

放射線状に伸びたシラハギの枝葉がこんもりと茂る頃、枝葉の中で”ぽつん”と紫色の花を咲かせているのはチドリソウです。
緑の葉色に青紫色の花のコントラストを観賞した後は、緑の枝葉が揺れる姿に涼を求め真夏を乗り越えました。
9月の様子

花芽が付いた枝葉が見られるようになったと思ったら9月中旬に入ってすぐ、開花したシラハギの白い花を見つけました。
しかし、最初の花を見つけて以降、気温が上昇し秋の到来が遠のいてしまったせいか花数が増えることはなく、
やっと花が咲き始めたと感じることができたのは9月下旬に入ってからです。

思い返してみれば10月頭の雨で花が散り、花が増えることもなかったので9月の終わり頃が花盛りだったようですが、
モミジ枝葉側(小道に枝垂れていない側)は木陰のせいか花つきが悪く開花も遅く、
小道側に枝垂れた枝葉の開花も7部咲きといったところで、白い花が満開になった印象はありませんでした。
これから
これから鉢栽培2年目になるシラハギが、冬の緑の枝葉と上手くいけば黄葉が見られることを期待して2月まで剪定せずにいくか、
落葉し枯れた姿になる事は分かっているので早々に見切りをつけ、11月に株元から10cmから30cm程度に切り戻し剪定をするかまだ悩んでいますが、
枝が混んできたら太い枝を根元から切り取って間引くなどサイズの現状維持と、今年より白い花が見られるようにしていきたいです。
庭のシラハギ

湾曲したしなやかに枝垂れる枝に純白の小さな花が緑の枝葉に美しく映え、風とともにそよぐ姿をジャワ鉄平石の小道入り口で見られ満足しています。
シラハギが鉢栽培になった話です。