アスプレニウムの植え替え
4月の終わり頃から直射日光の当たらない屋外のサービスヤードで栽培しているアスプレニウムは、

前回植え替えてから植え替えの目安である2~3年が経っていたので、植え替え適期の生育期にあたる5月から9月頃に植え替えようと、
植え替え作業がしやすい気候になる9月下旬まで待って、植え替えを行うことにしました。

鉢の底から根が飛び出していないものの、鉢内の地表から根のようなものが露出しているのが気になり
また、切り落とした葉の根元に取り残された葉が長年重なって層になり、その層の地下にある根で鉢の容量がいっぱいになっているような気もし、
切り落とした葉の残った茶色い層の見目が悪く、根元の層を取り除くことが目的でした。

手前側の葉数が少ない偏った生え方はどうにもなりませんが、偶然なのか切り残した葉の層がある部分に葉が多く生えています。
残った葉の掻き落とし
鉢底から根は出ていませんが、細い根と言うより苔のようなホワホワの根が鉢一杯に張っており、
鉢から取り出すのにも苦労しましたが、根から古い土を取り除くにも根をほぐすにも固まっており、
やっと少しの根をほぐせたとしてもほとんどが根で、作業が先に進まないので残った葉の層を取り除くことから始めました。

取り除くと言っても残った葉の層が余りの硬さで、ねじり鎌で掻き落とすような形になり必然と根も掻き落とされ、
- 価格: 547 円
- 楽天で詳細を見る
苦戦しながら残った葉の層を取り除く頃には、根から古い土も取り除かれていました。
通常、一回り大きな鉢に植え替えますが根も取り除かれ小さくなったので、前と同じ10号鉢に観葉植物用用土を使って植え直しました。
植え替え後
植え替え一週間後。

植え替えてからすぐ葉が増えるわけではなく、葉の生え方も偏ったままなので変わり映えはしませんが、


切り残った葉をほぼ取り除くことができ、見た目も気持ちもさっぱりしました。
また、残った葉を掻き落とすことにより根も切り取っていたので、生育期も落ち着いた今アスプレニウムが弱るかと心配しましたが
そういう兆候もなく、古くて不要な根が適宣に取り除けたのかと思ってます。と言っても一週間しか経っていませんけどね。

若葉もこうして見ることができ、いずれ傷んだ葉を剪定しバランスを整えながら生え方が釣り合うまで、
格好良く見える置き方で誤魔化すしかなさそうです。(葉の枚数が少なく低い側を手前に持ってきて、中が見える置き方がベストかな。)
