5.カニクサ

我が家の敷地にも生えてくるカニクサは、小さい苗のうちに見つけては除草していますが、
軟らかそうな葉とはうらはらにワイヤーのように強くて細いツルが、身近なものに巻き付きながら2~3m伸びていきます。
一瞬ツルをほぐして何メートルになるか確認しようと思いましたが、葉の裏を見ると”もっさもっさ”で確認しなくて良かったです。
6.キヅタ

花を見るには少しばかり早くまだ蕾でしたが、葉脈が綺麗な葉に花火のように広がった形が可愛く、

”4月の道草”では、蕾の代わりに真っ黒の実を付けた少し怖い(私の感想)感じのキヅタも観察できました。
キヅタは日本原産ですが近くに巻き付いているツル植物を調べると、ヨーロッパ原産のセイヨウキヅタ(ヘデラ)がヒットします。

セイヨウキヅタの英語名であるアイビーだと、園芸店で売られているように葉の色や形が多様で品種も多いのですが、
アイビーに似ても似つかないこの植物がセイヨウキヅタと思えず、ひょっとしたらキヅタの幼苗なのか未だに分かりません。
7.キツネノマゴ

花穂の形が子狐の尾尻に似ていることからキツネノマゴ(狐の孫)という名前がついたとか、

穂にすべて花が付く姿が見れずまだらに咲く様子を「孫」に例えたという説もあります。
しかし、まだらと言うより余りにも花数が少なく、8月から10月の花のシーズンが終わっているかもしれません。
8.キレハノブドウ

ノブドウと区別するため切れ込みの深い葉であるノブドウの変種をキレハノブドウと呼びます。
しかも、この切れ込み型にもいろいろタイプがあり、これだけ深くはっきりとした切れ込みがまるで切り絵のようで、

葉の形も8月下旬に見かけた開花していない蕾が連なった姿も大変好みです。

8月下旬、実に色がつき始めています。
ノブドウのカラフルな実の色味も好みで、残るはキレハノブドウが綺麗に紅葉した姿を見てみたいです。
9.クズ
※虫が苦手な方や集合恐怖症の方は閲覧注意
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かくいう私も集合恐怖症ですが怖いもの見たさです。

クズの葉を食べるクズクビボソハムシ。
クズの葉に付くハムシで2016年に日本で確認されたというそこまで古くない外来種です。
クズは可愛らしい花を8月中旬から9月末頃に咲かせますが、毎回花らしきものはまともにみたことはなく、
生い茂った葉と穴だらけの葉が毎回目に入り、今回は虫の数より穴の多さが集合恐怖症の原因のような気がします。
10.コスズメガヤ

草丈の高さからカゼクサを外し、小穂の大きさからスズメガヤを外し消去法で残ったコスズメガヤです。
似たり寄ったりの品種の植物は小さな頃から馴染みある雑草で、8月から10月の開花期に花粉を飛散させるイネ科の植物に出くわすので大変です。
(イネ科カモガヤののアレルギーがあります。)
参考:我が家の敷地のカニクサ
参考:春のキヅタ