11.サンジソウ
”10月の道草”では小さな蕾と実にピントが合わずブレた写真しか撮れなかったので、再びサンジソウの写真を撮って来ました。

10月の道草時には、ほぼ果実(種)で蕾の数が少なく昼時だったので開花した姿も見れなかったのですが
午後3時から開花することで名前がついたサンジソウと分かっていたのにも関わらず、またもや昼時に撮影したので開花した姿を見ていません。

ショッキングピンクの蕾も目立ちますが、照りがあるガーネット色の果実(種)が宝石のようで綺麗です。
12.セイタカアワダチソウ
秋になると見られる私の好きな黄色い花のセイタカアワダチソウは、昆虫が花粉を運ぶ虫媒花なので花粉症の原因となることはほとんどありませんが、
ブタクサ花粉のアレルギーがある私がまだ植物に興味がなかった頃、同じ時期に黄色い花が咲くキク科のブタクサと混同し避けていました。

今では葉の形(ブタクサの葉は細かい切れ込みがあります。)や花穂の形で違いが分かるので、
遠目から草丈の高い黄色い花を咲かせた群生を見つけた場合、直線的に上に伸びた群生はセイタカアワダチソウと分かって近づくことができます。
また、ブタクサの花粉は風で飛ばされる風媒花ですが、スギ花粉より飛散距離はなく生息場所を避けることで対策ができます。

花粉症の原因と間違え遠ざけたセイタカアワダチソウだったのですが、私の好きな黄色い花を華やかに咲かせ、
しかも、その辺で簡単に手に入る(初期費用無料)ことから一時期庭に植えたいと考えたこともあり、
「生態系被害防止外来種リスト」に掲載されるほど繁殖力が強いことからあきらめ、キク科多年草のソリダコ・ファイヤーワークスを植えたという経緯があります。

どちらかというとブタクサに似ているように見えますが、晩夏から晩秋にかけ黄色い花を楽しめます。
13.ツタバウンラン

花期は春から秋にかけてですが、撮影場所と離れた日陰に群生していたツタバウンランは一つも花がない葉だけの群生で、
こうして半日陰の場所では、そろそろ葉が寂しいことになっていても白い花を咲かせているシロバナツタバウンランです。
我が家の庭に植えている園芸屋で購入したツタバウンラン(別名シンバラリア)は、苗ごと綺麗に消えています。
14.ツユクサ

諸説ある名前の由来に、朝に咲いて昼には萎れる花の様子が朝露(つゆ)に似ているという説のようにツユクサの花が閉じています。

また、朝露を浴びて花を咲かせる様子からも名前の由来になったりと、他にもツユクサの名前の由来が多くあり、
ツユクサの葉や茎を食べるためカタツムリが多いこともこの道草で知りました。
15.ナンキンハゼ
10月の道草で、ナンキンハゼの紅葉が秋の到来を感じさせてくれました。

あまり紅葉が見られない樹にはナンキンハゼの実が沢山なっており、つい食べれるのか考えてしまいますが人体に有毒なため食べることはできません。
(鳥は種を包む白い蝋室部分を食べるか種ごと排出しているそうです。)

その実が熟すと黒い殻が割れ中から白い種が現れるのですが、それがドライフラワーやクリスマスリースなどを飾る資材になると知って
欲しくても手の届かない場所にあるナンキンハゼの実が、鳥に食べられていずれなくなると思うと惜しいです。(写真には撮れるかな?)
参考:春の庭植えと野生のツタバウンラン