16.ヒナタイノコヅチ

日当たりの良い場所=”日向(ヒナタ)”に生え、茎の節が”猪の子=猪子(イノコ)”の膝のように膨らんでいることや、
その節がハンマーの意である”槌(ツチ)”にも似ていることから名づけられた「日向猪子槌」。
名前の由来となった”節”を見ることもなく、開花時期の8月から9月を過ぎていたので花もない花穂が”ひっつき虫”となって衣類にひっつくのも確認できていません。
日影に生えるヒカゲイノコヅチという大変似た植物もありますが、ヒナタイノコヅチは葉がねじれたり波打った葉が特徴でそれだけは確認できました。
17.ヒメウズ?
リーフの形が好きなツタバウンランの黄緑色の群生の中に緑色の特徴あるリーフの形が目に付き、

最初、”4月の道草”で見つけたアメリカフウロのような気がしたのですが、

同じく、”4月の道草”で見つけたヒメウズがもう少し生長した葉のようにも見え、

そうなると、ヒメウズと同じキンポウゲ科のオダマキの葉にも似ているような気がします。(その辺の道端にオダマキが生える?)

まだまだ葉だけで植物を判断することは難しいです。
18.ヘクソカズラ

少し前までヘクソカズラの花が咲いていた(写真なし)と思っていたら、実ができていました。
このヘクソカズラが巻き付いていたのは、まだ私の背丈程のナツメの樹で8月の終わりにはナツメの実が沢山できていましたが、

鳥が食べたのかナツメの実はなく、ヘクソカズラの緑から黄土色になりかけた実でいっぱいでした。
ヘクソカズラの実が青い頃は猛烈に臭いらしいのですが熟して黄土色やあめ色になる頃は臭くないらしく、かと言って実を潰して匂いを嗅ぐ勇気はありません。
19.ペラペラヨメナ
ヨメナと悩みみましたが葉に深い切れ込みがなく厚みも薄く、4月の道草でも見つけたペラペラヨメナと判断しました。

花の写真を撮ると何気に一緒に写った多種多様の葉がデザインのように配置され、気になる一枚の写真になりました。
20.ホテイアオイ

10月の道草の始まりはこの光景でした。
ホテイアオイの葉は水中に沈み水面には放射状に広がった茎が文様のようで、溜池一面に広がった姿が綺麗です。
10月下旬。

溜池一面のホテイアオイが綺麗さっぱり消え、代わり岸に追いやられたホテイアオイが花を咲かせ、ススキの穂とコラボしていました。

21.ヨモギ

久しぶりにヨモギの花を見たと言ってもまだ蕾の姿で、日向エリアに生えているヨモギは既に花後でした。
祖母が作ってくれたヨモギ餅やヨモギを揉んで虫刺されの患部に貼ったり、ヨモギのお茶を作ったりと馴染み深かったヨモギでしたが、
ヨモギのアレルギーを発生してからは花粉シーズンを避けておけば大丈夫と分かっていても、ヨモギを摘んでどうにかしようと思わなくなりました。
【花粉飛散時期】スギ:2月~4月/ヒノキ:3月下旬~5月/カモガヤ(イネ科):5月~7月/その他イネ科:5月~11月/ブタクサ:8月~10月/ヨモギ:8月~10月
これら上記の花粉アレルギーを持っています。冬以外、本来なら道草するどころではないのですけどね。
22.ランタナ

いつみても綺麗な並びの花です。
花色の並びに規則性がないと思ったら、春から晩秋まで花色が徐々に変化するようです。

花が咲いているものもあれば実になっているものもあり、野生化したランタナがこうしてこぼれ種で増えるようです。
繁殖力も強ければ庭を覆い尽くしたり在来種を駆逐したりするほど強い生命力があり、それ故に「生態系被害防止外来種リスト」に掲載されるような植物です。
逆に繁殖力と生命力を弱体させたランタナがあればいいのにと思ったらありましたよ。
遺伝的に種子が付きにくく種子を付けてもその種子が発芽しにくい、栄養繁殖系品種の「スーパーランタナ」という品種があるそうです。
参考:春のアメリカフウロ
参考:春のヒメウズ
参考:春のペラペラヨメナ