サツマイモとサトイモの植え付け
ツルを植え付けた初めてのサツマイモ栽培は、植え付け直後の乾燥を防ぐ作業とタイミングの悪かった雨が重なり腐らしてしまったので、
今年2回目となるサツマイモ栽培は、偶然見つけたポット苗なら腐ることもないだろうと速効購入し2苗植えました。

そのサツマイモの苗を購入した時、たまたま目に入ったサトイモの小さくて可愛い苗の姿に惹かれ

生長して大きな葉になったサトイモがポタジェガーデンでどのようになるのかお試しで1苗植え、こうして小さな畑の芋栽培が始まりました。
サツマイモとサトイモの栽培経過
見た目重視のサトイモは、すくすく育つことを良いことに調べることもせずほったらかし栽培で、

後から知った必要な「追肥」や「土寄せ」「芽かき」といった作業を全くしていません。
また、サツマイモ栽培も安易に考えていたせいで、これほどツルが伸びるとは想定しておらず、

トマトの苗の隙間をツルが這い畑から飛び出していたので、いつもの剪定をするようにツルを切るところでしたが、
畑から飛び出したツルを引き剥がし葉を裏返しにして畑に乗せる”ツル返し”を慌てて行いました。
サツマイモは葉が光合成してデンプンを作り、そのデンプンが根にたまって芋が大きく育ちます。
はみ出したツルは「不定根」と呼ばれる根を生やし、不定根をそのまま放置していると小さな芋がつき、
その芋は栄養がいきわたらないためあまり大きくならず、数が増えると栄養が分散するため株元の芋に栄養がまわらなくなります。

空いたスペースに伸びるサツマイモのツル
また、不定根ができるとツルがさらに長く伸びようとするため、葉やツルだけが茂る「つるボケ」の状態になり、
つるボケを起こすと栄養はさらに分散してしまい、芋を大きく育てることができません。
5月頃にはまだ植えてあったセロリが畑から消え空いたスペースにツルがどんどん伸び、この状態が「つるボケ」なのか分からず、
一つの苗に何メートルまでなら「つるボケ」ではないという目安が分かれば心配はないのにと思いながら、

8月中旬には、2苗のサツマイモのツルが畑一杯に広がっていました。
サツマイモとサトイモの収穫目安
サツマイモの収穫の目安は苗の植え付けから約120日~140日後、9月~11月頃で葉や茎が黄色く枯れ始めたら収穫できます。
我が家は5月10日頃に苗を植え付けたので、目安の日数で計算すると9月上旬から下旬に収穫予定ですが、
9月下旬になっても畑から飛び出したツルのツル返しをしたり、葉も黄色くなる気配がなくまだまだ収穫するには時間が掛りそうです。

一方サトイモの収穫目安は、葉が黄化し垂れ始めた10月から11頃に収穫できますが手前(通路側)の1本のみの黄化は、
通路に飛び出した葉が人に当りその刺激や室外機の送風に当てられ枯れているようで、まだ収穫目安の黄化とは言えなさそうです。
サトイモの収穫
子供のリクエストで植えたサツマイモでしたが、今では遠い昔にした芋掘りが懐かしく私が楽しみになってきています。
けれども、サツマイモの葉が黄色くなることもなく、試し掘りをするにもどこを掘って良いのか分からず、
サツマイモの収穫目安を再度調べる中で、サトイモの収穫目安がサツマイモより短い植え付けから約85~100日後であることを知り、
しかも、サトイモの葉が全て黄化し垂れ始めたのでサツマイモより先にサトイモの収穫をすることにしました。

季節外れのバタフライピーの青い花
丁度、サトイモの茎が枯れて葉が乾燥してきた収穫のベストタイミングに、元気なサツマイモのツルを掻き分け、

ふにゃふにゃの茎をそのままに周りの土を手で少しずつ掻き分け、イモが顔を覗かせたところで掘り上げました。

全部が大きくはありませんが一番大きくて長さ7cmはあり、5個のイモを収穫でき大変満足です。
ポタジェガーデンでどのようになるのかお試しで植えたサトイモが、思わぬ収穫の楽しみを覚え、
来年もまた栽培したいと思っていましたが、連作障害が起きやすいので避けた方が良さそうです。
ポタジェガーデンとサトイモのお話。