フジの黄葉と落葉

フジの黄色くなった葉が寒風に煽られ、小刻みに揺れる葉が徐々に減っていく格子塀に物寂しさを感じていましたが、
黄葉したフジの葉が完全になくなった12月下旬頃、年末の大掃除とともに格子塀からツルを取り除いて綺麗さっぱりしたいという気持ちにもなっていました。
冬の剪定
冬剪定の目的は、全体の樹形をバランスよく整え花芽の数を調節することです。
枝の全体が把握できる落葉後であれば11月下旬から、不要枝の剪定とツルの誘引を行うことができますが、
花芽が出揃った2~3月の春先に行った方が花芽と葉芽の区別がつきやすいので、作業は格段にしやすくなります。

冬剪定手順
1. 樹形を整える
樹形を乱す長く伸びすぎて邪魔なツルや枯れ枝、弱った枝、内向きに伸びた枝など不要な枝を剪定します。
2. 主枝を確保する
棚上まで届いたツルの中から最も太いものを主枝とし不要なツルは切り除きます。
3. 伸びたツルを誘引する
主枝から伸びたツルを壁やアーチに誘引し来年以降の管理に備えます。


4.花芽を残す
剪定する際は丸みがあってふっくらした芽(花芽)を根本から3~5芽ほど残すようにし、葉が出ている位置で切るようにします。
花芽は多すぎてもバランスが崩れるので注意が必要であり、花芽のない枝は根本から切り落としても構いません。
5.栄養を集中させる
不要な枝を整理することで藤が花芽をつけるのに必要な養分を残した花芽や、花芽のつきやすい枝に集中し来年の花付きが良くなります。
6.ひこばえや胴ぶきを取り除く
確認した芽の正体
先に報告しますが今回も”花芽”ができていません。
12月下旬の落葉後すぐにフライングして花芽の確認をしてしまいましたが、改めて全体を確認しても何処にも花芽がなく、
今年の課題も花芽を作ることになってしまい意気消沈してます。

去年の9月頃、よく見るサイズの葉芽より少し大きな芽を見つけ、花芽だったらと期待していましたが

花芽にしては膨らみが足りないようで、お馴染みの葉芽だと分かった時は残念でした。
去年の9月に確認した葉芽か花芽か分からないお話です。
剪定整理と誘引
いざ剪定と誘引をしようと、もつれたツルを目の当たりにすると、不要な枝や邪魔なツルの選定に思考が停止し、
何処から手を付けて良いのか分からず呆然としていましたが、ツルが少ない今のうちに誘引し直そうと考えていました。
園芸支柱に巻きついた太いツルを解いて格子塀の支柱に巻き直しができれば良いのですが、硬い枝になったツルは今更巻き直しができず、

同じ園芸支柱に巻きついている細いツルに葉が生えれば密生して陰になることが分かっていたので細いツルと枯れ枝を剪定し、
太いツルから伸びた長いツルを解き新たに誘引しながら混み合うツルを剪定整理し、劣化した麻紐を新しく取り換えまとめ直しています。
ただ、格子塀の平らな笠木が誘引しやすいことでツルを集中させてしまい、葉が密生し陰になることが想像できるので、

やり直し前は7本ものツルが
笠木天板を這っていました。
誘引したツルを格子塀内側や外側にわざと垂らし、笠木天板に集中しないよう何回か手直しをしています。
できるだけ格子塀に広がるように誘引するのですが、硬い枝になってしまったツルは新たに巻き付けることができず途中で折れてしまい、

長さが足りず宙ぶらりんなツルができたりと中途半端な誘引で終わってしまいましたが、
これから新しく伸びるツルが柔らかいうちに、中途半端なツルと入れ替えるような誘引をし、
今年は格子塀の中腹辺りまで葉が茂るように仕立てたいと考えています。
ビフォーアフター

