ガクアジサイ・月虹
ピンクの花色だった去年
紫陽花・月虹は、夜の月の光によって架かる幻の虹「月虹(げっこう・ムーンボウ)」にちなんで名付けられた福岡県で開発された新品種です。
咲き進むにつれて花色がライムイエローからホワイト、そしてブルーやピンクと変化し、形もガク咲きから手毬咲きへ変化するグラデーションが魅力です。

去年の春に頂いたアジサイですが、我が家の庭に植える場所がなく数年は鉢栽培で様子を見ることにし、
頂いた年は、植え替えをすることなく当初のプランターのまま栽培し、我が家の庭では珍しいピンク色の花を咲かせました。
(我が家の庭でピンク色の花を咲かせる植物:スイフヨウ、ヤマアジサイ、シャクヤク、ナツスイセン。今回で5種目の植物)

白からピンクのグラデーションが見られるものや濃いピンク、薄ピンク一色のものがあったりと個体差があり、
このピンク色の花と呼んでいるものが”装飾花”と言われるガク(萼)が進化したもので、一般的なアジサイの装飾花と比べ細長い形が特徴です。
咲き始めは中心部の真花が外側の装飾花に囲まれた”がく咲き”ですが、徐々に装飾花が中心部を覆い”手毬咲き”へと変化するそうで、
我が家は、装飾花がまばらに咲いた状態で綺麗な手毬咲きになる前に花の寿命を迎えてしまいました。
酸性土に植え替えた今年
品種や個体によっては、土を変えても遺伝的に青くならないものもあるそうですが酸性(pH 5.0〜5.5)の土壌にすることによって、
アルミニウムが溶け出しやすく、根から吸収したアルミニウムが花の赤い色素(アントシアニン)と結合して青く発色します。

そこで今年、鉢の大きさを一回り大きくするため植え替えをした際に、ピートモスを混ぜ酸性土にしたのですが、

去年ピンク色だった花色が顕著に色変わりをし、赤と青が混ざって紫色になりました。

もともと青色の花を咲かせるヤマアジサイ・藍姫をもっと青色に近づけるため、同じくピートモスを混ぜて酸性土にした時よりも
同じ苗と思えないほど色変わりしをした様子を目の当たりにすることができ、色が変わる面白さと不思議な思いを堪能し、
たった一鉢の白赤紫のグラデーションが見られる綺麗なアジサイが、可愛らしい庭から少しアダルトな雰囲気の庭に変わったことも楽しめました。
このアジサイ・月虹も土壌を酸性にするだけでは紫色が限界のようで、ミョウバン水を与え青色に近づけようと思ってます。
↑参考:アジサイ・月虹の青色バージョン
ピートモスを混ぜて植え替えたヤマアジサイ・藍姫を更に青色の花に近づけるため今後、ミョウバン水を与える計画の話です。
アジサイ(品種不明)
我が家のアジサイ科の中で唯一手毬のようにこんもりと丸く咲く”手毬咲き”が特徴のホンアジサイですが品種名が分かりません。
ホンアジサイは、日本原産のガクアジサイを品種改良して生まれたもので、全体を装飾花(ガク)だけにしたものです。

去年、枝を短く切ってモミジ株元に植え替えたのでその年は、花を咲かせませんでしたが、今年は小玉みかんサイズ程の花を一房咲かせました。

このアジサイも義父から頂いたもので花先が尖った形の八重咲で藤色(薄紫色)をした花を咲かせています。
ガクアジサイ(品種不明)
ガクアジサイ(額紫陽花)は、日本原産のアジサイ科の落葉低木です。
中心に咲く小さな粒のような部分が本来の花(両性花)であり、その周りを囲む大きな花びらに見える部分が”装飾花”と呼びガク(萼)が進化したもので、
装飾花は、虫を惹きつけるための飾りで、ぐるりと囲むように花を咲かせる姿が絵画の「額縁(ガク)」に似ていることが名前の由来です。

このガクアジサイも義父から頂いたもので我が家のホンアジサイと比べ花先が丸く、こちらも八重咲きで似たような藤色の花を咲かせています。

石積み花壇に植えられたアジサイは、花付きが悪くなかなか花が増えないことが悩みですが、
今年も日が当たる前側のみに花を2房咲かせ、日当たりが重要であることが認識でき、

同じ株でも日の当たり具合で花色が微妙に違うことを、青色の花色に近づける過程で意識させられました。
植物に太陽の光が当たるとアントシアニンという赤い色素が生成される仕組みから、
青色の花でも日が当たる部分は赤色色素が強く表れ、紫色に近くなるのかもしれないと思ってます。


右上:植物で陰になるアジサイ
地植えのホンアジサイとガクアジサイは何もせず、このまま紫色の花色で自然のまま栽培していこうと思ってます。