2024年6月の草花と花木 1.大葉(青ジソ)~6.ギボウシ(ホスタ)の続きです。
7.カラー黄花
サトイモ科ザンテデシア属半耐寒性球根、畑地型のカラーです。
畑地型は休眠期があり開花が終わった秋以降、葉を枯らして球根だけの状態になります。
一部の品種を除いて寒冷地や湿度の高い地域以外は球根を地植えにしたままでも大丈夫なので、我が家も植えっぱなしです。
今年も南側のスイフヨウが植えてある裏で誰も気づかれず2輪の花を咲かせてくれました。
私の好きな黄色い花がこんなに素敵に咲いてくれたので、今年は勇気をもって切り花にし飾ってみました。
8.フェイジョア
去年の6月初めは緑色の葉が目立たない程、フェイジョアの花が満開で地面には沢山の花びらも散っていました。
それが、今年はいくら待っても中々花数が増えず、中には萎れ始めた花もあります。
こうして花数の確認をして気付いたのですが、お椀のような形の花びらは内側が赤色で
その花びらが時間が経つにつれて縁と縁が閉じ合わさって、タカラガイのようになるから白色の花びらに見えるんですね。
そして、花びらが白くなると真っ赤な長い雄しべが良く目立ち、可愛らしさが増していると今頃気付きました。
その可愛らしい花も増えることもなく、今年は実もできるか不安です。
毎年、美味しくいただくことが出来ないので、今年はフェイジョアの実で果実酒を作ってみようかと意気込んでいたのですがね。
9.アーティチョーク
アーティチョークはキク科の多年草で、和名をチョウセンアザミと呼び巨大なアザミに似た花を咲かせます。
その姿は存在感があり草丈は150cm程にもなり、高植えにしている我が家は花を上から見ることは出来ません。
今年は1株につき大きな花を1輪咲かせてくれていますが、同じ株に蕾がちらほらできても大きくなる前に大概枯れてしまいます。
唯一、ある程度大きくなった蕾があったので、蕾を食べてみようかと食べ時を待っていたら時期を逃し沢山の蟻が歩き回っていました。
10.イタリアンオレガノ
イタリアンオレガノはスイートマジョラムとワイルドマジョラムの交配種マヨラナ類に属するシソ科ハナハッカ属の耐寒性多年草です。
ハーブ花壇ではオレガノも育てているのですが、イタリアンオレガノが先に蕾ができていたので収穫せず待っているとこうして白い小さな花が咲きました。
花が咲く頃は花茎も伸び四方に倒れてまとまらないので、蒸れ防止も兼ねて切り花で飾ったりしています。
11.アカンサスモリス・アルバ
中々、花を付けずまだかまだかと待って4年目の今年、やっと花を咲かせました。
キツネノマゴ科アカンサス属の耐寒性宿根草アカンサスモリス。
モリス種などは常緑性で寒冷地では冬に地上部が枯れますが、我が家の地域では冬でも葉が残っています。
草丈は60~150cm程になるのですが、今年花が咲いた花茎は花穂も入れて40cm程の高さです。
草丈が大きくなれば花穂も長くなるのですが、先に咲かせた下側の花が水分がなくなった感触で今年はこれ以上伸びなさそうです。
このアカンサスモリスも表から見えない場所に植えているので、誰も気づかれず花が咲いていることが残念です。
12.常緑アガパンサス
ヒガンバナ科アガパンサス属で常緑性から落葉性、その中間もあり多くの園芸品種があります。
我が家の庭のアガパンサスも品種名は分かりませんが2種類の常緑アガパンサスを植えています。
右側は花茎も長く良く見かける大きさのアガパンサスで、2株のうち1本の細い花茎を伸ばし花も一輪しか咲きませんでした。
左側は数株あるのですが葉は短く細く、葉の量も多くヤブランと間違う程で、
細く短い花茎が伸び花芽も多いのですが蕾ばかりで中々開花しません。
我が家の庭であまりにも存在感がないアガパンサスが、6月の花と言えるように薄紫の花の群集が見られるようになれたら嬉しいのですが。