新居に引っ越しして来てから今まで20カ月使用した(2021年10月時点)キッチン引き出しの底に敷いた「汚れ防止シート&滑り止めシート」
不透明のビニール素材にエンボス(突起)加工されたシート状の物。
キッチン引き出しの中で醤油やみりんがこぼれても簡単に拭き取れシート自体も洗える。
またキッチン引き出しの汚れを防止してくれる。
エンボス加工が食器やボトルの滑り止めになってくれる。
その他、食器棚の棚板にも1枚1枚敷いている事もあるのではないでしょうか。
中にはキッチンの引き出しや食器棚の棚板にシートを敷かなくても、そういう効果がある内装仕上げもあります。
我が家のキッチン引き出しの内部仕上げは木の素地にウレタン塗装はしてありましたが、メラミンやステンレスに比べ汚れに弱く出来ることなら予防をしたかったのでシートを敷いていました。
それが引き出しを引いた弾みでシートがズレたりヨレたりし、いちいち伸ばして元の状態に戻さないといけないのです。
(我が家のキッチン引き出しとそのシートとの相性がたまたま悪かったのかもしれません。)
しかも引き出しの中に何も収納していない状態なら簡単ですが、使用しているので中身を全部取り出してズレを戻し、収納し直すという作業をしなければなりません。
また最近のキッチンは引き出し式が主流と思いますが、引き出しは1つだけではなく引き出しの数の分だけシートを敷いていれば戻す作業も一苦労です。
ズレないように両面テープを貼って固定したこともあったのですがいつのまにか外れていたり。
いっその事シート自体を辞めトレーなどを敷くことを検討しましたが、ぴったりのサイズがありません。
何か解決する方法はないかとずっと思案して思い付いたのがクッションフロアを敷く事です。
我が家が購入したクッションフロアは巾200cmで長さが10cm単位の販売。
シートを敷きたい箇所のサイズを全て出し、巾200cmで長さがどれ位あればどう無駄がなく枚数が取れるか計算(図を書きました)し2mの購入になりました。
厚みは2.6mmでブラックのコンクリート模様。
(届いた時はロール状で案外重いです。)
クッションフロアは洗面化粧室やトイレ、キッチンなど汚れやすい場所の床材に使用出来、水気に強く掃除がしやすい素材になっています。
それをキッチンの引き出しに使うということは効果も同じです。
そして、私が最大限に言いたかった事。
クッションフロアの厚みがあり硬いので引いた弾みでズレたりヨレる事がなくなりました。
この悩みが一番解決してスッキリ!
希望する引き出し底のサイズに加工出来、バリエーションが多いことも良かったです。
キッチンの引き出しと同じような柄にしたり、全然違う模様を選んでデザインを楽しみたいなど抽象柄から木目模様、大理石模様に金属柄までいろいろあり大概は揃うのではないでしょうか。
ここからは少し困ったお話しをします。
やっぱり素材上ビニール臭がします。
時間が経てば匂いは薄くなると思いますが匂いに敏感な人は匂うかもしれません。
(今は直接匂いを嗅げば何となく分かる程度で使用する際には気になりません。)
次にクッションフロアは厚みがあるので切り口(小口)が棚板などに敷く場合、白い線状に見えることです。
引き出しのように底に敷くのであれば大丈夫です。
最後に裁断テクがいること。
シートみたいにハサミで手軽に加工できません。
ハサミで裁断することも可能ですが、私はまっすぐ切る自信がありませんのでカッターなどを使用して加工することをお勧めします。
出来れば新しい刃でよく切れるカッターをご準備ください。
そしてサイズを測ってクッションフロアの裏に印を付け、その下に切れてもよいマット(カッティングマットなど)を敷きます。
この時、大きなカッティングマットを持っていれば容易いのですが、通常カッティングマットよりクッションフロアの方が大きくなると思います。
しかもクッションフロアは重く思うように動かせず、カッティングマット以外の場所で裁断し切ってはいけない物を切らないように十分にお気を付け下さい。
次に50cm以上(1mだと尚良し)の長い定規にカッターの刃を当て裁断するのですが、この時、刃がクッションフロアと直角になるように当てます。
直角に当てないと切り口が斜めになり、斜めになると歪んだりサイズが変わります。
そして、上から下に1回で裁断できるようにカッターを動かします。
1回で裁断するには案外力が必要で、何回も同じ所をカッターで動かすとズレたりガタガタになります。
引き出し1つずつクッションフロアを裁断し仕上げていけば、だんだんコツを掴んでいくと思います。
裁断に慣れたら小さくカットし、いろいろな所に使えます。
クッションフロアが余ったのでカトラリートレーの中にも敷きました。