石積み花壇の青い水盤と青い花
茂った緑色の葉と咲き誇る白い花。そこに、少しだけ咲く涼し気な青色の花。色で作りたい花壇のイメージを決め、
漠然とした「洋風のお洒落な石積み花壇」というテーマで今まで花壇の植栽をしてきましたが、
こうして石積み花壇を傍観してみれば、イメージとテーマからかけ離れた花壇になってしまったことが分かります。
それでも何とか形になっていたのは、花壇づくりが停滞していてもアジサイの花が咲いてくれたお陰で、
アジサイの青紫色の花と茂った緑の葉。そして、人工的な青い水盤。それだけでほぼ花壇は形になっていました。
つまり、存在をアピールできる青い花が咲く植物と青い大皿の水盤があれば花壇が作れるということ。
タイトルをつけるなら「青い水盤と青い花が咲く石積み花壇」と明解なタイトルに、私の好きな植物を足していくというシンプルな花壇づくりに辿りついたのです。
具体的な植栽計画~青い水盤の前後~
青い水盤の背景にヤマボウシの幹が見え、そこで茂った葉や花が見れないことが引っ掛かっていたので、
ヤマボウシの株元が隠れる高さ(約60cm)の矮性アガパンサスなどを植え、
アガパンサスが青い水盤を覗き込むように花を咲かせてくれたら綺麗だろうなと想像できます。
そして、水盤の両脇の植物が茂った時、折角の水盤が埋もれて見えづらいので水盤を少しだけ高く設置し直し、
目論見が外れ宙ぶらりんになっていたユーフォルビア・ミルシニテス2株を、水盤前と石積みの縁にできる隙間に植え、
黄色い花と青い水盤が互いに引き立っている姿を見てみたい。そんなことを考えながら植栽計画を描いています。
具体的な植栽計画~枯れたアジサイの代わり~
メインとなる水盤の左側に植えている枯れかかったアジサイの代わりは、
青い花が咲くセアノサスのパシフィックブルーです。
満開に咲き誇ったセアノサスの花の青さと青い水盤がつくる青い世界は凛とした美しさになりそうです。
ただ、過湿NG、耐暑性が弱い、夏は寒冷紗まで必要となるなど手間がかかるようで、
我が家の庭の植物でこの手の問題に苦労したことがあるので、中々決めきれません。
次は青い花が咲く常緑半つる性のルリマツリ(プルンバゴ)です。
庭植えする場合、株が大きく育つので広い場所が必要とあるのですが、花壇に植えた場合、どのくらい大きくなるか想像がつきません。
花壇に収まるように高くならないように剪定し仕立てることができるならOKを出したいところですが、つる植物の持ち味がなくなるのではないかと悩んでいます。
今考えている最後の候補は、青い花が咲く常緑性低木の常山アジサイ(ディクロア)です。
正式にはアジサイではないのですが、アジサイのようにボリュームも樹高も花壇に収めやすく植えたイメージもしやすいです。
しかし、変わり映えがしないことと青色の印象が弱いような気もして、あと一歩の決め手がありません。
具体的な植栽計画~ホスタの代わり~
枯れかかったアジサイの左側が石積み花壇の左端になり、そこに花壇ができた当初から植えている大株の白斑入りホスタがあります。
「洋風のお洒落な石積み花壇」とテーマを決めたきっかけでもあるホスタが、8月中旬頃から枯れ始めてしまいました。
しかも、枯れ始めたホスタの横には枯れかかったアジサイがあり、枯れた原因が分からない今、この場所に何かあるのでは?と疑いたくなります。
掘り起こして土中や根に何も問題がなければそれでいいのですが、どの道、アジサイの代わりに植える植物でホスタが隠れるので
掘り起こしたついでにホスタを移植し、明るい葉色の品種のヤツデを植えれたらと考えていましたが、
ホスタ後ろに植えているヒメイチゴノキが葉を旺盛に茂らせているので、青い花の植物によってはヤツデを植えるスペースがなさそうです。
石積み花壇の模様替え計画
暑さの厳しい夏、植栽することも庭作業もできず計画ばかりたて、とにかく模様替え(気分転換)がしたいと思っていたのですが、
アジサイの移植適期が落葉後の12月からの冬で、今年の秋に移植できるか来年になるか分からないホスタの移植先がまだできていないので、
まずは移植する場所から作らなければ模様替えを始めることもできません。
そして、花壇に植える新しい植物の植栽は来年になりまだ先の話で、その間、計画も変更になるかもしれませんしね。
良かったらご覧ください。
石積み花壇の模様替え計画Part1
石積み花壇の模様替え計画Part2