石積み花壇の樹木たち
2024年7月時点の石積み花壇に植えている樹木たちです。
その樹木たちに小さな出来事がいろいろあったのでまとめてみました。
枯れ始めたアジサイ
6月中旬、石積み花壇に設置している水盤(青い皿)の左側に植えているアジサイが、花を咲かせた枝葉から枯れ始めました。
その枯れた枝葉を皮切りに葉が次から次と枯れ始め、枯れた葉の枝元は一目で枯れたと分かるような色で水気がないこともよく分かります。
しかも、枯れた枝を剪定してみると何とも軽くポキポキと音をたてながら簡単に折れます。
枯れた枝葉や怪しい状態の枝葉に栄養を取られないように全て剪定し、株元に水をたっぷりあげてみましたが、
次の日にはまた、葉が枯れた枝が発生し枯れの進行が止まりません。
今回、アジサイが枯れるというアクシデントに見舞われているのですが、今年は花付きも悪く2輪しか咲きませんでした。
花付きが悪い原因と枯れたことが関連あるかもと一瞬考えましたが、同じく花付きの悪かった右側のアジサイは枯れず、
むしろ、アジサイの花付きが悪い状態や日照、水やりの条件も同じで、花後、左側だけが枯れてしまうから頭を悩ませるんですけどね。
花付きが悪いアジサイとその原因、対処法の話を下記に書いています。よかったらご覧ください。
一応、片方が枯れ始めているので花付きを改善するため花後に肥料を施す予定でしたが取り止めています。
1回剪定してからまた発生した枯れ枝を、再度剪定し残った枝葉は随分と少なくなりましたが、幼苗がちらほら株元で見られるので株自体が枯れたわけではないようです。
しかも、再度剪定後からは枯れた枝の発生がほぼ止まり、偶然かもしれませんが丁度その頃から雨の日が続く毎日です。
徒長枝だらけの常緑ヤマボウシ
石積み花壇に植えている常緑ヤマボウシは、我が家の庭木で一番花を咲かせ、6月に満開になる白い花がそれは見事です。
それが、去年から徒長枝が目立ち始め、今年もあちこち徒長枝があって折角の花が綺麗に見れません。
すぐにでも剪定して整えたい気持ちはあるのですが、花が終わったら実をつけるので秋まで剪定できずにいます。
去年は何も考えず同じような徒長枝を剪定したらほとんど実ができず、あれ?
徒長枝に花は咲いていないので、徒長枝には実ができませんよね?
ということは剪定をしても問題がないのでは?
念の為、実が確認出来てから剪定をしようと待つこと7月中旬過ぎ。
ヤマボウシの花後に出来た緑色の球体を「実」と呼んでもいいのか調べると、とんでもない間違いに気付いてしまいました。
何と花と思っていた白い花びらは「総苞片(そうほうへん)」と言う部位で、花序(かじょ=花の集まり)を保護する苞葉(ほうよう=特殊な形をした葉)だそうです。
つまり、緑色の球体が花序でそこに花が咲き、花序を保護する特殊な形をした白い葉と言うことです。
頭状花序(とうじょうかじょ):多数の花が枝を介さず多数の花が集まって一つの花の形を作ること
そして、写真は花が咲く前で多数の蕾が球体状に集まっている状態。この後、開花を始めるのですが毎年花を見逃していていました。
今までヤマボウシの花と言って紹介していた記事は、白い葉が4枚開いたところを紹介していたわけで・・・。
(訂正が大きいので記事の訂正はしません。)
今回、確認できた緑色の球体は花が散った後、萼筒(がくとう)に白い小さな突起の花柱(かちゅう)が残っている状態で、
行く行くは結実して実になるのですが、この球体1つが1つの実ではなく多数の果実が集まって外見上1つの果実となります。=集合果(しゅうごうか)
分かりやすい例はブルーベリーやラズベリーのような実のことです。
結局、緑色の球体はまだ結実していませんが「将来、実になる予定」ということで「実」と呼んでもいいのかな?
とんでもない間違いに気付きましたが、将来の実が出来ていたので剪定することにしました。
今回は徒長枝だけを剪定し樹形を整えることもしていませんが、それでもスッキリしました。
そして、この徒長枝の剪定が枝の途中で切って徒長枝を増やす原因を作っているかもしれないと思い当たり、
剪定適期の10月~3月の間で実を収穫したら、改めて剪定作業をしようと思います。
ところで、去年実が少なかった原因になるか分かりませんが、今回、剪定の作業で枝葉に触れた時、緑の実が簡単に数個落下していました。
石積み花壇に植えている樹木の7月までの出来事。次回へ続きます。