シンボルツリー:住宅や建築物を象徴する、背の高い樹木のこと。新築や改築祝い、新しい家族の誕生など、お祝い事の記念樹として植えられる場合もあります。
3月、我が家の庭スペースに植樹した第1号の樹木は、コハウチワカエデです。
我が家の家づくりは土地探しから始まったのですが、庭のスペースが確保できる広さや諸々の条件と折り合った土地が見つかるまで約4年かかりました。
土地を探しながら
カエデやモミジの黄緑色のやわらかな葉が
風が吹くたびサワサワと音を立て
揺れた葉の隙間から見える木漏れ日。
そんな木立の下にセッティングしたテーブルセットで
お洒落なモーニングを…。
えー、こんな空想をしておりました。
土地が見つかった時は、これで緑の空間に囲まれた雑木林のような庭がつくれる。と漠然に思い描いていましたが、いざ家づくり計画が始まると家づくりでいっぱいで庭のことは後回し。
新築祝いで樹木をいただけることになって、ようやくあせり始めたのです。
そんなこんなで、新築祝いの樹木は空想で描いたカエデをリクエストしました。
(よくよく思い出してみたら、夫に希望を聞いてなかった…)
ここで我が家の敷地事情を。
我が家の敷地は南側と東側が隣家、北側と西側が道路の角地になります。
南側に約40㎡のメインとなる庭スペースを設け、
東側は隣家と挟まれた細長いスペース。
ここに、カエデと一緒にいただいたミモザを植え、細長い畑を作りました。
北側は駐車スペースとサービスヤード。
西側はこれまたカエデと一緒にいただいた3本のドウダンツツジを
アプローチ沿いに植え、駐車スペースがあります。
植木屋さんと一緒に高さ170cmくらいの株立ちのカエデがやってきました。
家づくりで庭を眺めれる大きな窓(掃き出し窓:ここから庭に出入りできます)をダイニングに計画していたので、実際にダイニングチェアに座って庭を見た時、ここにカエデを植えたら心地良く過ごせると決めたポイントが、
庭スペースのほぼ真ん中。
その決めたポイントに植木屋さんにカエデを植えてもらい、
我が家のシンボルツリーとしてデビューしたカエデ。
新築時の庭スペースは真砂土を敷き込んだだけの何もないスペース。
そこに、いきなりカエデを植えるわけですから
素人の私が考えたこの位置で本当に大丈夫?と不安でした。
なにせ、外構計画もどんな樹木を植えるかも何も決めてなく、
しつこく言うけど、いきなりカエデですから。
こうして、カエデが庭の中心となり心地よい「庭づくり」が始まったのです。