7月に朝顔の花が咲いたので、今年の8月は花を咲かせる草花がないのではと思っていましたが、
新たな植物が開花し他にも数少ない花を見ることができたので、8月の草花を紹介します。
1.ナツズイセン(リコリス)
今年の春、何が咲くか分からない球根を庭に植えていたのですが、何が咲くか分からないので何時花を咲かせるかも分かっていませんでした。
それが、8月の上旬、赤紫色の蕾が付いた茎が「にょきっ」と伸びていることに気付き、開花を楽しみに待って名前が判明したナツズイセンです。
ナツズイセンはヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で葉がスイセンに似ていて、花が夏に咲くことから和名のナツズイセンと呼ばれます。
また、花期に葉がないことからハダカユリとも呼ばれます。
確かにスイセンの葉より太くて立派な葉が春にはあったのに、いつの間にか葉が消えていたので枯れたと思っていました。
(今、株元に見える葉はシロハギの葉です)
そんな状況だったので赤紫色の蕾を見た時はびっくり。しかも、開花すれば薄桜色の花びらで緑の庭の中で1輪の花が目を惹きます。
そして、現在2本目の花が咲き終わった頃です。
2.タンジー
5月にタンジーの株を移植したのですが、いろいろと失敗し80cm以上は伸びていた枝葉の大半を枯らしてしまい、
後から新梢が生えたので株自体は枯れずにすんで安心したのですが、新梢なので毎年夏に咲いていた花は咲かないだろうと思っていました。
それが、今もポツポツと黄色い花を咲かせるキンシバイの茂った枝葉の中に倒れ込んで気付くのが遅くなりましたが、
大半が枯れた枝葉で枯れずに残っていた長い枝葉のみに、黄色い花を咲かせていました。
移植の刺激かダメージで例年より遅かったですが8月に花が咲いたようです。
タンジーを移植した話です。
花が咲いた枝葉は1m以上も生長し、移植したことで支障がなくなり曲がらずまっすぐ茎を伸ばすことができるようになりましたが、
やはり倒れ込んでまとまりがないので、来年は草丈の低い時期から行燈支柱などの設置を検討しています。
3.タビラコの仲間
タビラコの仲間でヤブタビラコかオニタビラコのどちらかと思うのですが、生長する前に除草してしまうので未だに名前の判別が出来ません。
今回も、もっと低い草丈の段階で花を咲かせ「夏の暑い中、頑張って黄色い花を咲かせたね。」と思いながらも除草しました。
タビラコの話も書いています。
4.ハハコグサorアキノハハコグサ
キク科ハハコグサ属の多年草、ハハコグサです。
ただ、ハハコグサは4月から6月が開花時期なので、9月から10月の開花時期であるアキノハハコグサかもしれません。
ハハコグサは下部で枝分かれするそうですが、草丈が10cmもないので判断が難しいです。
ハハコグサも除草中に気付き黄色い花を咲かせていたので目に留まりました。
雑草の手も借りる程、8月の数少ない草花ですが写真撮影したらお役御免と除草してしまわないと後々、繁殖して大変な目に遭いますからね。