去年の7月ですが我が家の庭の数少ない草花の紹介です。
ハンゲショウ
ドクダミ科ハンゲショウ属で落葉性多年草のハンゲショウです。
葉の半分程が真っ白な白粉を塗ったような姿になるのですが、いつまで経ってっも緑色の葉で、
6月中旬から7月初旬頃に棒状の白緑の花を咲かせるのですが、去年は花後の写真しか撮っていませんでした。
今年はハンゲショウの花を写真で収めることができ、6月の草花で紹介していますので良かったらご覧ください。
タンジー
キク科ヨモギギク属の多年草ハーブです。
草丈は1～1.2ｍ程までになり直径1ｃｍ程の黄色い小花を沢山咲かせ、樟脳のような独特な香りがする葉には防虫効果があります。
樟脳：クスノキから採った芳香のある揮発性の白い半透明の結晶。
毎年、私の好きな黄色い花を咲かせてくれるタンジーですが、タンジーを挟む形でアーティチョークが植えてあり、
アーティチョークの大きな葉でタンジーの生長が妨げられ、まっすぐ生長しないので茎が曲がりまとまりも大変悪いです。
2023.7.14 タンジー
その為、整理も兼ねて切り花にして飾っていますが、曲がっているので見栄えポイントも大変難しいです。
タンジーの移植計画
アーティチョークに挟まれたタンジー
タンジーを挟むように植えているアーティチョークの大きな葉が押さえ付け、まっすぐ上に生長できないタンジー。
今まで何度か移植をしようかと検討しましたが、移植できる場所が思いつかず中々実行に移せませんでした。
そこに、今年は南側のコンクリートブロック塀が隠せるほど草丈の高くなる植物を探していて、
わざわざ新しい苗を購入しなくても、この機会にまっすぐ上に生長できないタンジーを移植することにしました。
タンジーの掘り上げ
タンジーの植え替え適期はだいたい5月中旬までで多少日数を過ぎていますが、夕方前から作業に取り掛かることにしました。
植物を掘り上げ植えるまでの所要時間をなるべく短時間で済ませ、
移植後の水やりで直射日光が当たる時間帯だと水がお湯に変わり根にダメージを与えてしまうので、
タンジーに限らず移植作業など植え込みをする時は、朝早くにするか夕方に差し掛かる前にするようにしています。
タンジーが植えてある場所はロック花壇の境界のため、丁度ゴロタ石が埋まっており掘削すればガツガツとゴロタ石に当たり
根鉢ごと掘り上げたかったのですがそれも出来ず随分と手こずり、掘り上げた時は既に葉がシワシワのクタクタになっていました。
根鉢：植物の株に付いている根と土の塊部分。
水やりの大失敗
植え込み作業もしにくい場所でタンジーの長いけど曲がった茎ではまとまりも悪く植えるのにも時間がかかり、
植え込みが終わった頃にはタンジーの萎れた葉と葉が絡み、また、葉と茎も絡んで倒れて込んでいました。
そこで、慌ててホースで水やりをしてタンジー全体に水を掛けてしまうという大失敗をするのですが、
萎れて絡んだ葉に水がかかると葉同士が張り付いてそのまま固まってしまうのです。
葉が乾いてから絡んだ葉や茎を解そうとしたのですが、葉は破け茎も折れるので解すことを諦め、
どうしようもなく放置していたのですが、絡んだ葉や茎がどんどん茶色くなり枯れていきます。
いつもなら早々に引っこ抜くのですが、タンジーは中々生命力が強いことを知っていたので一縷の望みをかけて待っていました。
枯れて茶色くなった茎の中から小さな緑色の芽が見えます。
次から次と芽が生え始めた頃に、枯れた茎を剪定したので新芽がよく見え、ここまで来ると安心しても良いと思います。
復活したタンジー
支柱をしている枝葉は茎が長かった為、水やりの際、水が葉に掛からず枯れずに生き残った葉ですが茎が曲がり支柱がないと倒れるので、
株元から生えている若葉がまっすぐ上に育ち、草丈が高くなっても倒れずにいるところを見てみたいです。
そして、葉が茂っている植物に上から水やりをしても根元に水が届かなかったり、葉に水が掛るとダメージを与えてしまう植物や
弱った葉に水をかけて枯らしてしまうことがないように、水やりは根元に水をあげること。
また、今回の掘り上げから植えるまでの所要時間も30分以上かかり、気温も高いと植物のダメージも早いと思うので植え替え適期には余裕をもって取り掛かること。
今後、移植をすることがあればそれらに注意してリベンジしたいと思っています。
