去年、ストレリチアの観葉植物を購入した園芸屋で一緒にシャクヤクに接ぎ木をしたボタンの苗を購入していました。その時「どちらが育つか分からないからこのお値段(500円)です。」と言われ、植えた時はお花を見ることは出来ませんでしたが、今年お花を見ることが出来たのでその結果です。
植えた苗から先に花が咲いたのがボタン。その株元から数本(ひこばえ)生えて後から咲いたのがシャクヤク。そのひこばえを放っておくと育成旺盛なシャクヤクにボタンが負けて、シャクヤクの苗になるそうですね。
ひこばえ:樹木の切り株や根本から新たに生える芽のこと。水分や養分の吸収力があり成長が早いのが特徴です。
今年は、両方見ることができましたがまだ1輪ずつしか咲いていないのでこのままでいいかなと思っています。
ボタンとシャクヤクの違い分かりますか?


一番簡単な見分け方。ボタンの葉は切れ込みがありギザギザしています。シャクヤクは切れ込みがなく先が少し丸いです。
また、ボタンは樹木なので茶色い幹で硬く、冬の地上部は幹だけががツンツンと残ります。シャクヤクは草本性(そうほんせい)の草なので、茎(幹)も草みたいな質感。冬には地上部から消えます。
草本性:茎が木化せず、ある程度まで育ったら、肥大を止めるもの。
どちらも落葉性です。
先に咲いたのがボタンだから先に枯れる(落葉)のもボタンみたいです。


花びらが何重にも重なった綺麗な咲き方をしませんが、大きな花が咲くと切り花にして飾りたくなります。