雑草:栽培しないのに生えるいろいろな草。人の意図にかかわらず自然と繁殖する植物、景観を損ねる所に生える人に望まれない植物。
下草(庭):地面に近い位置に植えられる、比較的背の低い植物たちの総称。
いつの間にか我が家の敷地に自生していた植物たち。
道路を挟んで向かいの土手にツワブキが生えているので、種子が飛んで北側の駐車場に自生したようです。
それを、庭に移植して下草として利用しました。今では移植したツワブキも敷地内で種子を飛ばしあちこちでツワブキの苗を見つけるようになりました。
これ以上増えないように花が終わる前に花茎を切って種子が飛ばないようにする必要がありそうですが、他の品種のツワブキは見ないんですよね。
辺りを見てもそれらしき植物はないのですが、いつのまにか北側駐車場に自生していた夏緑性のカニクサです。
夏緑性:2年以上生存を続ける草本植物で、地上部が冬になると枯死してしまうものでも、地下部などが越冬すれば多年性の性質をもつ。
ふわふわして柔らかい小さな葉が可愛いですよね。ワイヤープランツのようで。
このカニクサ、ツル性のシダ植物で成長すると身近な植物に巻き付いたり放っておくととことん伸びていくツル。駆除するなら地下茎の茎から駆除しないとまた生えてくる厄介な植物です。
そんなことも知らず庭に移植してしまったカニクサですが、巻き付くほど成長する事もなく枯れてしまい、それから生えてこないので庭の環境には合わなかったようです。
北の駐車場のカニクサは寒くなると地上部が消え越冬して毎年生えているようですが、周りに巻き付くほど成長しないので今のところ放っといています。
西側アプローチに苗を見つけた時、枝は細いけど簡単には切れない感じから雑草ではなく樹木だと見当は付けていたので、道路を挟んで向かいの土手に植えてあるユキヤネギだと分かりました。
綺麗な白い花を咲かせる苗が自生していたら嬉しいですよね。
ユキヤナギの苗は鉢に移植してもう少し大きくなったら庭に植えてみようかと思います。
いつのまにか庭のカンノンチク近くに自生していました。
フキは地下茎でどんどん増えますが茎やフキノトウを食べることができ、緑が少ない庭に一役買っているのでそのままにしています。
流石に邪魔な所は茎から引っこ抜き、弱った葉や地面に接した葉は切ったりと管理しています。
我が家の庭のあちこちに生えていたスベリヒユ。
少し肉厚の葉や小さな花が咲くスベリヒユを初めて見た時、雑草なのかグランドカバーに出来る植物なのか名前も分かりませんでした。
おひたしにして食べれるらしいのですがその植物がスベリヒユか自信がなかったので食べることはありませんでしたが、グランドカバーに出来ないだろうかと思いあちこち生えていたスベリヒユを集め移植してみました。結果、根付かず諦めました。
それ以来、邪魔な場所に生えていた物だけ抜いていたのですが、いつの間にか見かける事はなくなりました。
やっぱりドクダミも自生するのですね。
しかもあちこちに。
最初は掘り起こして地下茎から極力抜いて処分していましたが、最近は生えて良い場所は残しむやみに処分する事を辞めました。
ドクダミは繁殖力が強く増えすぎて困るという状態にならなければ、白い花も可愛いく下草にも利用できますよね。
触らなければ独特の匂いも気にならないし、お茶にでもしてみようかしら。
庭の湿った場所に自生していたチドメグサ。
繁殖力は強くどこでも適応できる多年草だけに、繁殖を許すとあっという間に広がってしまう植物。
好ましくない場所で繁殖した場合、チドメグサのみを駆除する事が難しく、また地下茎で広がるチドメグサを駆除するのに苦労します。
ただ、他の植物に影響がなければ地面などを覆い乾燥を防ぐグランドカバーになってくれるので我が家も影響がない場所のチドメグサはそのままにしています。
やっぱり湿った場所に自生していた不明植物。
砂利の大きさが10~15mmなのでその位の大きさですが…スギ苔?
この植物はいつの間にかなくなっていました。
厄介なヤブガラシも自生していました。
ヤブガラシは過去の記事に掲載しています。
ヒメツルソバは以前の住人かお隣さんが植えたのか分かりませんが、道路際に残ったわずかなヒメツルソバが我が家の敷地にまた地下茎を伸ばし生えてきたようです。
北の駐車場の砂利の中からポコポコと顔を出し蔓延っていました。
集合体恐怖症の私には、このヒメツルソバも少し苦手で「ごめんない」と思いながら全部抜きましたが時たま生えてきます。
写真のように紅葉もしさりげない成長だったら可愛らしいのですがね…。
こうしてみると繁殖力が強い植物が自生していますね。
それが人にとって好ましくないから雑草と言われ、下草として利用できるのは人の手で管理が出来るかどうかなんでしょうね。