レイズドベッド:土を地面より高く上げ何らかの方法で土留めを立て、植栽スペースをつくったもののこと。「立ち上げ花壇」とも呼ばれる。
花壇:他と区切って草花を植えてある場所。
春が来る前にフライングしてシダ植物を植えていた頃、同時進行でロックガーデンの改装をしていました。
ロックガーデンづくりのお話は下記をご覧ください。
去年、ロックガーデンでどんな植物が育つか実験がてら植えてみたのがいろんな種類のセダム。
植えた時期が今から梅雨に入るという6月で加湿を嫌うセダムにとって非常によろしくなかったのも原因かもしれませんが大半の姿が消え、徒長か日当たりが悪かったせいかひょろっと育ったセダムもいつのまにか消えてなくなりました。(万年草という種類だけ思わぬ所で今も見かけます。)
土が少なくても育つという多肉植物の中で小型はどうも大雑把の私には上手く育てることが出来ない。大型のアガべなど常緑でロックガーデンに似合いそうなのに夫に反対され、結局何を植えるか決めれないまま年を越してしまいました。
そこで思い切ってロックガーデンのゴロタ石を数か所抜いて土の面積を増やし、一般的な植物が植えれるように改装したのです。
ロックガーデンではなく花壇になってしまいましたが。
そして、土を盛ったフェイジョア周辺に抜いたゴロタ石で囲みレイズドベッドを作りました。
新しく花壇になったロックガーデン。(自称:ロック花壇)
ロック花壇の右側にサクランボの木が落葉した時、お隣の倉庫が見えるので少しでも隠せるように樹高70cmのウエストリンギアを植え、その前の空いた場所に以前から鉢で育てていた新芽が生え始めたミントを移植しました。
ウエストリンギアは常緑の低木ですが1.5m程に育ちます。
そんなに樹高は高くならないですが成長が早く茂ってくれるので、早く目隠しにならないかと期待しています。
ロック花壇の左側には花がエキゾチックなアーティチョークを植えました。
多年草のハーブでキク科の野菜、蕾を食べる事が出来ます。
一度食べた事がある人はその美味しさのあまり、面倒な下ごしらえをしてでも食べたくなると知ったらやっぱり食べたくなるじゃないですか。
しかし、蕾を食べるか今年は花にして楽しむか悩みどころです。
こんなに小さな苗でも草丈が1m以上にもなる大株に育ち移植を嫌うので、このロックの抜いた面積で足りるか不安です。
その左にもミントを移植しています。
新しいレイズドベッドには、
最前列右から。
お茶として楽しめる多年草のローマンカモミール3株を植え、以前植えた実が食べれるワイルドストロベリーにまだまだ寂しいクリーピングタイムが植えてあります。
このタイムが広がってくれると予想してゴロタ石の縁取りはここで止めています。
中列は今回植えた常緑で低木のサントリーナ(サントリナ)3株です。
銀白色の葉が細く枝分かれしてこんもりと茂った姿はサンゴのように見え、枝先に私の好きな黄色い花を付けます。
ポプリや虫よけ、ハーブとして利用されます。
そして後列右から。
ここにも新たにアーティチョークを植え、以前植えたラベンダーにその奥にサラダバーネット2株が見えます。
サラダバーネットはワレモコウの仲間でハーブの1つです。
細長い茎の先に付ける小さな赤いぼんぼりをよく見ると緑色のガクから赤いひものような花が咲いている可愛らしい姿です。
花を咲かせる前の葉は食用として用いられ、その葉も茎にピンキングはさみで切ったようなギザギザとした小さな葉をたくさん付けロゼット状に広がる姿も可愛いです。
ロゼット:茎がなく地べたから直接葉っぱがが放射状に広がった状態。
レイズドベッドの裏、フェイジョアを挟んで反対側ですね。
左から以前植えた黄色い花を咲かせるルー(ヘンルーダ)にローズマリー、そしてレモンの木があります。
ローズマリーとレモンの木の間にある細い葉の植物はチャイブです。
チャイブもネギの風味があり食用出来るハーブで、花茎の先にピンクのぼんぼり、まさしくネギ坊主を咲かせます。
チャイブも沢山のピンクのネギ坊主が見ることが出来るくらい植えていれば見栄えがするのですが、今にも枯れそうな2株だけで寂しいですよね。
ロック花壇やレイズドベッドに食べたりお茶に出来る植物を少しずつ植え、ハーブエリアが出来上がりつつあります。