枯れたアセビと萎れたセンリョウのお話は下記をご覧ください。
萎れたセンリョウの跡地
先月(2022年6月)、萎れたセンリョウの代わりに初夏に丸いオレンジ色の花を咲かせるブッドレアの原種で、チリ原産の耐寒性落葉低木ブッドレア・グロボーサの苗をその跡地に植えました。
センリョウが萎れた原因は分かっていませんが日の当たり過ぎではないかと見当を付け、日当たりが良い場所を好み耐暑性がある植物である事。
基本、常緑樹である事。(耐寒性落葉なので暖地のここなら冬でも常緑なはず。)
私好みの樹木である事。(柔らかい雰囲気の樹木が好みで樹木というより草花のように見えたのでOK。)
私の好きな黄色い花ではないけどオレンジ色の丸い花が可愛いのでOK。(緑の庭の中で丸いオレンジ色が引き立って可愛いはず。)
樹高が3~5m程になるらしいけど剪定次第では大型の宿根草風に仕立てることも可能で自分好みの高さに調節出来る事。(後ろに植えている樹木より樹高を抑えたい。)
これらの条件をクリアする植物を見つけるのに時間はかかりましたが、こうしてブッドレア・グロボーサを植える事が出来て満足しています。
それと、ヒメイチゴノキとヤマボウシの間の日の当たらない狭い場所より、日当たりを好むシロモジならセンリョウの跡地で頑張ってくれるのではないかとシロモジも先月移植しました。
追伸:センリョウ跡地のブッドレアとシロモジの間にある茶色い葉は、一部だけ木陰から外れ日が当たり過ぎて枯れてしまったリョウメンシダです。
枯れたアセビの跡地
枯れたアセビの跡地はやっぱり日当たりが良すぎるのではないかと不安になり、6月にネットで注文し苗が届いても植えずにいた樹木があります。
それは、芳香があり梅の花に似た白い花をたくさん咲かせる常緑低木のギンバイカです。
秋には食べる事が出来る濃紫色の果実がなり、ハーブとしてマートルの名前で知られていています。
本当は果実エリアに植えたい樹木の1つでしたが、そのエリアにはもう植えるスペースがなく諦めていました。
それが今回、アセビが枯れてしまったので日向から明るい日陰まで幅広く植えることが出来、耐暑性もあるギンバイカをアセビの跡地に植えようと思っていたのです。
ただ、いきなり植えるのは怖いので枯れたアセビの跡地で環境に慣らす為、鉢のまま置いて様子を見る事にしました。
アセビやセンリョウの跡地から外れているのですが、
モミジの前側(石張り側)に先月植えたタツナミソウ2株とルブス2株が
それぞれ1株ずつ枯れてしまいました。
う〰️〰️ん、1株ずつという奇妙な枯れ方…。
モミジ周辺も日当たりが良く、西日も少なからずが影響していると思います。
遮光対策
念の為、寒冷紗で9月初旬まで日除け対策をしました。
情緒ある寒冷紗にしたいと言いながらそうする余裕もなく、日除けシェードと同じ要領で塩ビパイプを5か所刺し寒冷紗と結んだ支柱を塩ビパイプの中に刺して簡易日除けを作りました。
8月は日除けシェードも張っていたので最高に圧迫感のある庭で、正直、庭を眺めたくありませんでした。
跡地に植えた草木たちのその後
ギンバイカ
鉢で様子を見ていた時から上葉にも下葉にも黄色い葉がちらほら現れ始め、暑い時期の鉢栽培でたっぷりと水やりが出来ず水不足を起こしたのか、関西地方から購入したこの苗がそこでの気温や日照条件など環境のズレに負担を感じたのでしょうか?
それでも10月(2022年)には枯れたアセビの跡地に地植えをし徐々に環境に適応したのか、樹木の下側は葉のない枝もありますが今年(2023年)は可愛い沢山の花を咲かせ沢山の実も付けました。
ブッドレア・グロボーサ
センリョウの跡地(ギンバイカ側)に植えたブッドレア。
3枝の内2枝が植えた年(2022年)には枯れ、少ない葉でも1枝残っていたので、今年(2023年)の6月には樹高60cm程まで成長(上記左写真:ギンバイカの右横の苗)していました。
あそこまで育ったからと安心していたのですが、残暑の9月頃、全部の葉がシワシワに干からびとうとう枯れてしまいました。
シロモジ
センリョウの跡地(モミジ側)に植えたシロモジ。
秋(2022年)に落葉したか枯れたか分からないような葉の落ち方をした幹が、別の幹と明らかに色が違っていたのでその幹は枯れたと判断しました。
今年(2023年)の春に残った別の幹から新芽が生え黄緑色のミツマタの形をした葉を見せていてくれたのでほっとしていたところ、落葉時期ではない夏に葉が茶色く変色し完全に枯れてしまいました。
シラン
シロモジ近くに植えていた(2022年5月)シランは落葉し、今年の春も新芽を出し花を咲かせています。
枯れたブッドレアとシロモジ
ブッドレアとシロモジは枯れてしまったけどある程度成長はしたので、土中が粘土質で水はけが悪かったとかの問題ではないと思います。
日陰を好むリョウメンシダの一部が木陰からはみ出し日が当たって枯れた事や、あの辺りは日当たりが良くまた西日も差すのでどちらかと言えば乾燥から水切れを起こしていたのではないでしょうか。
背丈がない草花のシランは育つけど、樹木の幼木では耐えられなかったのかな?
これらは全て憶測です。
枯れたブッドレアやシロモジ以外の樹木や草花は問題なく育ち、あれから同じ場所には何も植えていないので、これ以上の原因究明はしていません。
ただ、ブッドレア・グロボーサだけはまた違う場所に植えたいという気持ちがあります。