庭と家

心地よい庭と家にするため、してきたこと。したいこと。

オーダー家具、念願のサイドボード。

 

サイドボード:背の低い収納家具のことで、元々食器を収納するために使用されていました。ダイニングテーブルの側で使われていたことからサイドボードと呼ばれます。

 

オーダーしたサイドボード

待ちに待った念願のサイドボードをダイニングの東の壁に設置しました。

2022.8.3 サイドボード

サイドボードのサイズは幅270cm高さ84cm奥行き44cm。

天板は無垢のブラックチェリーに建具はマホガニーの突板仕上げ。内部仕上げも同じマホガニーの突板にすれば良かったのですが、突板より安価で硬く傷つきにくい素材のメラミン化粧板を選びせめて色にこだわろうと悩みました。

代表的な黒色にすると物が際立ち高級感がアップします。我が家のキッチンの内部仕上げも黒色のメラミン化粧板にしたのですが、傷つきにくいと言っても使用していると多少は傷が入ります。そして、黒色だと傷が目立つのです。

白色は清潔感があり汚れに気が付くのでこまめに掃除をするようになるので一石二鳥です。ただ、我が家のLDKには壁のクロスもベージュのような色で、白色の物がないという事で白という選択はありませんでした。

壁のクロスがベージュのような色である事や全体的にベージュやグレーといった色合いにしている事からグレージュという色にしてみました。シックな色合いで中々見ない色だと自己満足しているだけですが…。

サイドボードは食器の収納がメインで、引き出しなどに薬やアロマオイルといった小物も収納しています。

その270cmあるサイドボードの内、ガラス建具があるキャビネット(幅55cm)だけを分離する事が出来るように作りました。グラスやカップなど見せる収納を考え透明なガラスの建具に内部仕上げはマホガニーの突板仕上げにしていますので、キッチンカウンターの下などに配置し飾り棚としても使えるように考えています。

突板:無垢材をシート状にスライスして、ベニヤ板や集成材などの表面に貼り付けた木材のこと。

メラミン化粧板:樹脂を浸透させた紙を何層も重ね合わせた薄い板のこと。そこに木目や色柄をプリントしている。

キャビネット:収納出来る箱型のデザイン家具の総称。

 

当初の計画

自宅の設計段階でダイニングの東側の壁に窓を設けず片仮名の「コ」の字型収納家具を作る計画をしていました。

床から天井までのトール収納には食器類を収納して食器棚として使用する計画を。

そして、カウンターにはそこで仕事が出来るようにノートパソコンやプリンターなどを置き、カウンター下のキャビネットによく使う仕事の資料から薬や文房具、工具など家族みんなで使用する小物などの収納。

上部のキャビネット(吊り戸棚)には庭に関する書籍や料理本、取り扱い説明書、アルバムといった書籍や家族で使う紙物をファイリングしたファイルを。また、キャビネットの下段はオープン棚にし雑貨などを飾れるように。

コの字型収納家具に収納する物をピックアップし、どのように収納するかまで考えていました。

収納計画

家具を置くため袖壁を作りコンセントやテレビ配線などの電気工事も終わり、後はオーダーする家具の最終プランを決めるという段階までになっていたのですが、家具というのは後からいつでも設置出来るため、また、今まで使用していてこれからも使用できる食器棚もあったので、今すぐ必要という理由もなく後回しにされたのです。

 

サイドボードが設置されるまで

新居に引っ越しをして来て何も置いていないダイニングの東の壁面スペースには、今まで使用していた幅90cm高さ230cm奥行き45cmのトール型の食器棚を設置し、更に空いたスペースに背の高い観葉植物ストレリチアが丁度よく収まっていました。

まだ空いているスペースに仕事のために使うデスクや仕事の資料を収納する本棚を新たに購入して設置するという事は(この頃、すぐにでもコの字型収納家具を設置出来ると思っていたので。)考えていませんでしたので、家事室のカウンターにパソコンやプリンターを設置し仕事で使用する資料や書籍などはカウンター下の棚に収め家事室が家事&仕事部屋になりました。

この事は後々、生活してみてダイニングの壁を利用して仕事スペースを作らなくてつくづく良かったと思っています。

仕事道具は雑多な物が多くダイニングから丸見えで飾る収納などしている余裕もありません。また、仕事が終わらず仕事道具を置きっぱなしという事も出来たか分からず、ダイニングだと仕事に集中出来なかったのではと思ってます。

仕事を家事室でするスタイルに慣れてきたら、当初のコの字型収納家具からローマ字の「L」字型収納家具に計画は変更になり、更に当初コの字型収納に収納しようと思っていた物を押し入れや他の場所に収納して事足りてくると、食器を主に収納するカウンター式キャビネットに計画は変わっていきました。

「コ」の字型や「L」字型のプラン

持っていた食器棚の色が他の家具の色より濃いという不満と縦に大きい今より横に長い方が部屋か広く見えるというプレゼン。変更になった計画案をその都度夫に見せながら並々ならぬ私の熱意を訴えやっとオーダーする事が出来たのが引っ越しして来てから2年後なのです。

 

サイドボードを設置してから

窓もない東の壁にカウンター式のサイドボードを置いたら、やってみたいことがありました。

それはサイドボードの上に植物を飾る事です。

試しに家にある観葉植物や飾れる物を集め飾ってみたのですが、

クッカバラとシェフレラ

窓からの採光が植物まで届かず、我が家の照明は電球色で植物を育てるには照度が足りない。植物育成用のスポットライトをダイニングに設置することも配線の問題で出来ない。と、とにかく植物をカウンターの上で育てるには不都合が多く諦めました。

そもそもカウンターの上にいろいろ物を飾る事が落ち着かないというのもあり、今は花を飾ったり絵を飾ったりとシンプルなインテリアを楽しんでいます。

そして、季節の節目に絵を変えたりサイズを変えたりと我が家の「模様替え」が唯一出来る場所がカウンター上になっています。

絵を飾ってます。

絵の左下にある四角い凸分かりますか?

実はコンセントなのですが当初計画していたノートパソコンやプリンターを設置する事を考えて取り付けた位置なので、サイドボードのほぼ中心にコンセントがあり目立ちます。(最初の写真を参照ください。)
それに、コンセントのプレート色が壁のクロスより白くカウンターに何も置かなければ目立ってしまい、壁と同じクロスでコンセントカバーを作って隠しているのです。