ハーブ花壇6月からの生長記録
その続きなのですが、その時の記録と別記事にしました。
虫などが苦手な方はご注意ください。
黄色くなった葉や食害された葉を剪定し取り除いたのですが、あまりにも傷んだ葉が多く変わり映えがしないコモンマロウです。
そのコモンマロウの葉を食べる正体はワタノメイガの幼虫で、アオイ科植物の葉を巻いてその中で葉を食害するので幼虫の姿は中々見ることができず、
コモンマロウの葉がまだ食害にあってない頃、頭の区別もなく綺麗な黄緑色をした体の幼虫をその時見かけた限りです。
その、ワタノメイガの幼虫は糸を出して葉を筒状に巻いていることからハマキムシとも呼ばれています。
ワタノメイガの幼虫が葉を食べ糞もするので、葉を巻く糸に糞が絡んだ状態の葉もあちこちで見かけます。
糞付きの葉も気になるので下葉から順にその葉の剪定作業をしていた時、
ふと上に眼をやると何か黒い大きな虫がコモンマロウの茎の上部にびっしり付いているではありませんか。
声にならない悲鳴をあげその場から逃げましたが、我慢して戻りズームで写真(虫の種類が知りたくて)を撮りました。
黒っぽくて3cm程の大きさで細身の虫。
そして、蟻のようにウエストがある虫。
こんな虫いる?
写真を載せますね。
覚悟してください。
苦手な人、要注意!
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そう、写真をよく見てみると何とカメムシのカップル、交尾中の姿です。
だから、ウエストがあるように見え3cm程の大きさに見えたんですね。
焦げ茶色で涙型をした体長8~12mm程のオオツマキヘリカメムシです。
オオツマキヘリカメムシの仲間で区別がつきにくいツマキヘリカメムシもいますが、雄のおしりの先に2つの小さな突起があればオオツマキヘリカメムシです。
しかも、このカメムシの姿はカラーの茎やギボウシの花茎に6月頃よく見かけます。
で、写真に写っている数だけではなくこの交尾中のカメムシが、コモンマロウの茎上部にびっしりいるんですよ。
虫の種類を知る事で精一杯で、びっしりいる全体写真が撮れず気持ち悪さが伝えきれないのですが兎に角、鳥肌もんでした。
(私的には庭作業をしていて悲鳴をあげたナンバー2です。因みにナンバー1はヨトウガの幼虫を間違って摘まんだ時ですが・・・。)
ハーブ花壇のハーブ植物には殺虫剤などの薬剤使用はしたことがありませんでしたが、悠長に忌避剤や捕獲機を使う気にもなれず、
今回は早く目の前から消し去りたかったので殺虫剤で退治させていただきました。
ただ、薬剤の使用上の注意に「枯れるおそれがあるので植物には噴射しないで下さい。」とあり、それをよく読まずに使用してしまったので
商品紹介はしませんが、使用する時は落ち着いてよくお読みになって使用された方が安全ですね。ちなみにコモンマロウは枯れてはいません。
その場でカメムシは死滅しませんでしたが、次の日には1匹も見かけませんでした。
しかし、カメムシがいなくなってからよく見えるようになったのは
ワタノメイガの幼虫の黒い糞が綿のような糸と一緒に絡んだカオスです。
もう、葉に巻き付いているのではなく葉柄でできた空間に所かまわず絡んでいる状態で、
割り箸などで綿菓子でも作る要領で取り除くしかないか考えましたが、面倒でもう見なかったことにしました。
後のお話になるのですが梅雨時期の雨のお陰か、いつしか糸付きの糞は見なくなりました。