花が咲かないクリスマスローズ
庭の西側のモミジ株元に、何色の花が咲くか分からない(品種不明)ということで安く手に入れたクリスマスローズを植えています。
購入当初から縦横15cm程のプランターだったので、一年目の若苗ということでもなく来期には花が咲きそうに思えたのですが、
我が家の庭に植えてから4年経った今でも花を咲かせたことがなく、葉ばかり増え株が密集し窮屈になってきています。
株が密集したままだと奥まで日が届かず日照不足になったり、蒸れや暑さ乾燥といった原因で花が咲かないこともあるので、
株分けをして半分は元の場所で従来通り栽培し、もう半分は違う場所に移植して日照や暑さ乾燥など解消できる場所なのか確認したく、
株分けと移植できる機会を2024年の春から待っていました。
クリスマスローズの掘り上げと埋め戻し
クリスマスローズの植え替え適期は9月から4月ですが、冬の訪れが早い地域と遅い地域で1カ月前後するようで、
寒さが厳しい真冬を避けた秋から春までの間で植え替えができる機会を伺い、やっと作業ができたのは12月中旬でした。
クリスマスローズの根は下に伸び20cmほど離して掘り上げれば根を傷つけなくて済むのですが、
周囲に植えている植物のこともあり20cmも離すことができず、シャベルを縦に刺し根を傷つけないように掘り上げました。
掘り上げたクリスマスローズをだいたい半分になるように2つの塊に分け、その内の1つを株分けして埋め戻しをしようと思います。
固まった根をスコップで叩いて土を落とし、1株4~5芽程(新芽込み)になるような場所に指を突っ込んで剥がすように2つの株に分けます。
この時、剥がした側の根を切ってしまい、また既に掘り上げ時にも切っているようで「根切り」状態のようになっていましたが、
根切り:株の大きさを維持したい場合、根を半分程度に切り落とす作業
2つに株分けしたクリスマスローズを30cmほど離し、園芸培養土を使用して一番高い茎葉が正面を向くようにして埋め戻しました。
以前と比べ株間の窮屈さは解消され、周辺枝葉の剪定整理も済ませ日が奥まで入るようになっています。
ゴロタ石花壇に移植
掘り上げて2つに分けたもう1つの塊は、先の塊より芽が多く1株4~5芽程(新芽込み)にしても3株に分けることができました。
ゴロタ石花壇の左のアーティチョークの株元に2株植える予定が、地面を掘るとフェイジョアの細かい根が沢山ありこれ以上掘り進めないので、
1株分右にずらした場所に3株の内一番芽が多い1株を植え、
残りの2株を右のアーティーチョークの株元にヒューケラを挟むように植えました。
いずれクリスマスローズが大きくなれば、ヒューケラが支障になりそうなので3~4月に移植します。
古葉の剪定と花芽の確認
クリスマスローズの花芽は、8月中旬以降には茎の基に赤い花芽ができるらしいのですが株分け時に新芽を見ているのにもかかわらず、
「花芽」の存在すら思いつかなかったので、その新芽が花芽であったかのチェックをしていませんでした。
そこで、移植後、掘り上げ時から気になっていた古葉の剪定と改めて花芽のチェックをしようと思います。
正直言って花芽か葉芽かさっぱり分かりません。
花芽はふっくらと丸みを帯び、葉芽は細く長く尖っている。
クリスマスローズに限らず花芽と葉芽の見分け方は、大概この見分け方に当てはまると思いますが、
実物を見て見比べて違いが分かるようになるまで経験を積まないと私には判別が難しいです。
肥料不足も花が咲かない原因
花が咲かない原因の一つに肥料不足もありますので、今回は植え替えと移植時に肥料入りの園芸培養土を使用しています。
そして、この冬に花が咲かなければ今回の株分けと移植をして花芽ができるかの答えは早くて今年の8月中旬以降になり、
クリスマスローズの庭植えの場合、秋(10月)に緩効性肥料を施し栄養不足にならないよう管理していきます。
今回クリスマスローズを移植した時のゴロタ石花壇のお話です。
掘り上げと株分けの感想
クリスマスローズに限らずよく植え替え時に根を傷つけないようにとありますが、掘り上げでも株分けでも根を切ってしまい中々上手くできません。
根を切らず傷つけないようにするためには、広く深く掘り上げ丁寧に根を解していく必要があると分かっているのですが根気が足りず雑な私はこれからの課題です。
そして、植物を植え過ぎると、こういう掘り上げ時にそれぞれ植物の干渉があり大変作業が困難になるとつくづく思いました。