雨落ち:軒先から落ちる雨が地面にあたって跳ね返ること、またはその場所。
軒先(屋根の先)には屋根の上に降った雨水を集める軒樋があり、軒樋で集めた雨水を地上部に流す竪樋(縦樋)が設けられ排水口へ流すようになっています。
その雨樋は屋根の面積が小さい場合や、家の外観をスッキリとさせるデザインのため取り付けないこともあります。
取り付けなかった場合、軒先から流れ落ちる雨水が地面にあたって泥と一緒に跳ね返り周辺が汚れたり、軒下に雨水の溝やことわざの「雨垂れ石を穿つ」のように雨垂れで長い間かけて石に穴(これはこれで風情と思うのですが。)ができます。
雨垂れ石を穿つアマダレイシヲウガツ:雨垂れが長い間かけて石に穴をあけるように、小さなことでも根気よく続ければ大きなことを成し遂げられる。
それに対処するため、軒下の雨落ちに石や砂利を敷き込んで泥の跳ね返りを防ぐ方法があるのです。
我が家は面積の小さい屋根だけ雨樋を設けず、軒下はウッドデッキのベース際でした。
案の定、雨水が跳ね返ってベースが汚れ、ベース際に水溜りができぬかるんだ状態になりました。ここは室内と庭を出入りするスペースでこれから特に汚れることが想像付きます。
ウッドデッキは夫が作る予定でデッキのベースだけ建築中に作って貰い、ウッドデッキが完成するまでテラスとしてしばらく使用していきます。
テラス:ラテン語で「高台、盛土」を意味する言葉で、地面よりも1段高いスペースを指し家屋の母屋から突き出した部分のこと。
カエデを植えた3月中旬、雨落ちづくりに取り掛かりました。
材料は全くこだわらずお金もかけたくなかったので、ホームセンターで幅21×厚み6×高さ10cmのコンクリートレンガ32個(1個100円もしていません)と黒色の玉砂利6袋(1袋600円くらい)を購入してきました。全部で6000円はかかっていないと思います。
まずレンガの厚み6cmと砂利を敷き込む幅が40cmとし幅46cm。レンガの高さが10cmなので深さ10cm。地面を掘り下げました。
そこにレンガで縁取りをしながらデッキベースと水平になるように、水平定規を使用して32個並べていきます。
写真ではわかりませんがレンガ下に軽くセメントが撒いてあります。
セメントを撒いて後から散水すると地面とレンガが軽く固定、安定するそうです。(夫がした方が良いと言うのでしてみました。)
最後に玉砂利を敷き込んで終わりなのですが、我が家の場合、敷きこむ玉砂利を少なくするため、砕石でかさ増しし玉砂利6袋で済ませました。
水平作業に案外時間を取られましたが、全作業で2時間くらいです。
注意:下調べも適当(褒められたことではない…。)で感覚で作ってます。