北西のサービスヤードを作ったお話は下記をご覧ください。
夫的には間に合わせで作ったような物だからと見せられるような写真もなかったのですが、内部が少し分かる写真がありました。
135cm×260cmの土間を囲うように作った塀は前の家の押し入れで使用していた大量のスノコを下地に使い(写真では右の壁)、その外部は自宅の建築中にあまった杉板などを張りました。
そして、正面のコンクリートブロックが外構の塀でありその上に家屋の外壁と同じ材料で板張りをしています。
この北西のサービスヤードは、コンクリート塀に埋め込んだ宅配ボックスの荷物の受け取りや1竿分の物干しスペース。そして、観葉植物の日照不足解消&葉焼け対策のスペースに浴室から眺める為の植物置き場しとし使用していました。
夫いわく間に合わせで作った(2020年3月)からいずれ作り直す予定と言っていたのですが、すぐに作り直すのか当分作り直さないのか私はそれに触れず今の今まで過ごして来ました。
思ったより頑丈で私は何の問題もなく活用出来ていたのでリフォームする必要はまだないと思っていましたが、外部の杉板が反り始めそれが気になりだした夫は北西サービスヤードのリフォームを決行し2022年11月に完成させたのです。
また、工程写真もなくいきなり完成写真ですがご覧下さい。
折角リフォームするならと夫が以前のスペース135cm×260cmの長方形から敷地ぎりぎりまで広げたので下底が130cm上底が60cm高さが140cmの台形を足した形になりました。
新しく作る台形の土間をモルタルで作り、土間が乾いて完成するまでに外壁で使用する板材にステインで塗装をします。
その土間が乾いてから正方形の基礎パッキンを3か所敷き、その上に柱を立て骨組みを作り、またそれにステインで塗装します。
基礎パッキン:基礎と土台の間に隙間を開けて床下の換気を促す部材。ここでは、骨組みの柱に直接雨水などが触れないように持ち上げるために使用しています。
今回、外壁仕上げはウエスタンレッドシダー(WRC)の鎧張り工法で仕上げます。
鎧張りとは鎧のように板を重ねていく張り方の事で、板の隙間から風が吹き込むことがなく、雨も全て下へ流れ落ちていきます。
重ねて張るので平らな板ではなく、小口を見れば分かりますが台形のような形をした片側が薄い板。そのように加工されたベベルサイデイングを使用。
ベベルサイディング:ベベルとは斜めという意味。1枚の無垢板を斜めに2分割することで生まれます。
骨組みにベベルサイディングを下から上にかけて張っていき、最後に笠木の木材をかぶせたら完成です。
笠木:塀、手摺、腰壁、パラペットなどの最上部に施工する仕上げ材の事。
出隅の小口加工(写真右参照)を見たら分かりやすいですが、夫が言うには板を互い違いに張った事にこだわって苦労したそうです。(他人事)
サービスヤードの作り方も簡単な紹介で私の反応があまりにも薄いから、誰かに褒めて欲しいんだって…。(また他人事)
今回は本気?材料も手間もかけ工事に取り掛かっていたので、外壁の塗装はまた2、3年後にするかもしれませんが、次、リフォームするのは数十年後と思います。
さて、広くなった北西サービスヤードは…。
以前は1竿でしたがその奥に短いけどもう1竿追加して、物干しスペースが全部で2竿になりました。
干す量も増えたけど干す間隔を広げる事で乾くペースが速くなりました。干すたびに「この増えた物干しスペースが今年一番のプレゼントだ」と思える程、実は嬉しかったです。
そして、その竿の奥に増えた観葉植物を置けるようになったので、今家にある観葉植物(モンステラ以外)の日照不足の助けになっています。
以前より外部に大きくしたのでサービスヤードが明るくなり、視覚が広がったのでサービスヤードを見る度スッキリした感じがします。