仕立て(園芸):植木や果樹、盆栽を育てて形づくることをさし、幹や枝、葉などがある程度成長した樹木を、目的とする姿(形)につくりあげる作業過程。手入れ作業も含まれる。
私もよく間違えていたモンステラの部位の名称。
葉柄を茎、茎を根と思っていたり、気根(きこん)を「根っこ」と呼んだり。
気根:植物の地表に出ている茎あるいは幹から出て、空気中に現れている根。空気中の水分補給や株を支える役割がある。
さて、部位の名称を把握したらモンステラの仕立てのお話をします。
モンステラの仕立て
四方に広がっていたモンステラが元気がなくなったのか葉が少し萎れ、更に葉柄が倒れてきたのでまとめることにしました。
上のような支柱を鉢の真ん中に立てそれにモンステラを括り付けて仕立てることが出来れば良いのですが、太い支柱を立てる時は根を傷つけないように植え替え時期と一緒にした方が良いそうです。
今は植え替え時期ではなく、とりあえずまとめることが出来ればいいので園芸用の支柱を立てました。
その支柱に倒れた葉柄を持ち上げて固定したいのですが、ここまで成長し広がった葉柄は硬くて持ち上げると折れ目(シワ)が入ります。
これ以上持ち上げると折れ目どころか折れそうなので、葉柄を持ち上げ折れ目が入る寸前で止めビニタイを使ってモンステラの葉柄と支柱を結んでいきました。
ビニタイで結んだ箇所を見ると見栄えが悪いですが、遠目に見ると気にならないかな?
園芸用の支柱も細くて緑色なので目立たなくていい感じです。
支柱に結べたのは3本だけで、まだ葉柄は広がりまとまったようには見えないかな?
ついでに葉ダニが付いていた葉や埃などを落とすため、濡らしたキッチンペーパーで拭き取ります。
葉ダニは葉の表以外にも葉の裏や葉柄などにも着いていることがあるので、よくチェックして見てください。葉ダニはカイガラムシと違い簡単に取れます。
仕立てた後、左側の写真の下まで垂れた葉が今年になって黄色く変色し枯れ始めたので、その葉を葉柄の根元から剪定し、全体を少し支柱側に寄せ調整しました。
まとまりスッキリ見えるようになりました。
株分けしたモンステラの仕立て
上の親株のモンステラから収まりが悪かった株を分け育てていたモンステラ。
元々ひょろっとした子株で株分けして2年ぐらいになりますが、未だにひょろひょろで四方に葉枝が倒れ非常に見映えが悪いです。
その子株のモンステラにも支柱を立てクリップやビニタイで葉柄を固定しました。
切り込みがある葉(綺麗な葉)を付けた葉柄をメインで固定したのですが、それ以外の葉柄はふにゃふにゃで葉の重さで倒れたり状態の悪い葉もありました。
この子株のモンステラも今年に入って状態の悪い葉や黄色く変色した葉を剪定したのでスッキリしましたが寂しくもなりました。
葉柄が柔らかそうなこの時期だったら支柱まで引っ張て仕立てやすそうなので、植え替え時期になったら仕立て直す予定でいます。