ストレリチア・オーガスタを外に置いた9月末
いろいろと問題があったストレリチア・オーガスタを3個の鉢に株分け植え替えをし、そのまま屋外の北西サービスヤードにとりあえず置いたのは2022年9月末。
株分け植え替えをした経緯までのお話しは下記をご覧ください。
室内に置く場所がないから外に置く。外に置くからついでに株分けをしたというだけで、とりあえず外に置いたままその後を考えていませんでした。
防寒対策をした12月
ストレリチアは暑さに強く寒さには弱いですが、5℃程度の気温に耐える事が出来ます。しかし、ここが雪国に比べて暖地といっても真冬になると5℃以下になり屋外で育てる事は難しくなります。
3個の鉢に株分けし植え替えたストレリチアは1番高さがある苗でも140ｃｍ以下で、1個の鉢に最低でも2枚の葉はありますが見栄えの悪い鉢で室内に置こうという気もなく、まして3個も鉢を置くスペースはありません。
そこで、防寒対策をして外で越冬させたらどうなるんだろう？
最低気温が5℃以下になる事が増えて来た12月。
ホームセンターで長い不織布(1.8×10m)を購入し防寒対策の作業をしました。
まずはストレリチアより高い支柱を2本ずつそれぞれの鉢の縁に向かい合うように立てます。3個の鉢を横並びにしたので全部で6本使用しましたが、左右の鉢に3本ずつ支柱を立てても構いません。この支柱は不織布を取り付けるための物になります。
そして、横並びした3個の鉢まとめて鉢ごと支柱に不織布を1周以上巻き、10ｍの内、余った不織布は切ります。不織布をハサミで切るとものすごく切りにくいですがよれようが曲がろうが隙間さえ出来なければ大丈夫です。
巻いた不織布の上側と支柱のトップをビニタイなどで留めて、
巻いた不織布は鉢が隠れるまで垂れ下がっている（不織布と鉢に隙間がなければOK）と思いますので3個の鉢まとめて紐などで縛ります。
それから屋根になるように余った不織布を隙間がないように被せ（余分な不織布は切って下さい。）クリップや洗濯バサミなどで支柱に留めれば、天気が良い日(気温が高い日)は不織布をめくって日光欲が出来ます。
不織布と鉢を紐で縛る前までに、土の霜対策や凍結対策のため株元に腐葉土を敷く事をお忘れずに。
屋外の北西サービスヤードは11月にリフォームしたばかり。
横からの雨風は防げますが屋根はなく一番下に空きスペースを作っているのでそこから雨風は入って来ます。
ここで上手く越冬する事が出来れば、今後ストレリチアを置く場所は解決するはず…。
防寒対策をした後の経過
2022年の12月中旬。暖地と言っても雪は降り年が明けた1月も、また雪が降るような日がありました。そんなに雪が積もる程ここは降らないのですが、今回、雪の重みで被せた不織布が外れたり、不織布と鉢を縛っていた紐が抜け落ち下からの寒風であおられたりと防寒対策が出来ていたのか疑問になった状態もありました。
3月中旬。最低気温が5℃を切る事もなくなって来たので、取り外したくてしょうがなかった不織布を外しました。
1個の鉢の苗の一部が茶色く変色していましたが、残りの2個の鉢はまだ生きているようです。
はっきり言って雪国や東北地方ではまず観葉植物を寒い冬の外に置くという事はないと思います。比較的に暖地であったから簡易的な防寒対策でも無事な苗があったと思います。
綺麗な葉ではないストレリチアで植え替えをして小さくなった苗が3鉢もあったから、冬の外に置こうと冒険が出来たわけで通常だったらする勇気がなかったと思います。
3個の鉢を1個の鉢にまとめた4月末
植え替えに適しているといわれる5月にもならない4月末。
早く3個の鉢を片付けたかったというのもあり植え替え作業をしました。
(また、その時の作業写真などがありません。)
一部茶色く変色した株はやっぱり腐っていましたが、それを取り除いて生きている株や残りの2個の鉢に入った株を内径33ｃｍの陶器の鉢にまとめて植え替えました。
その時までに成長した茎や綺麗な葉が展開していたので、割れた葉やみすぼらしい葉は全部剪定し古い葉1枚だけ残しました。
今回は不織布を外した3月から徐々に日光に慣れて来ているので葉焼けをする事もないだろうと、そのまま北西のサービスヤードに置いています。
綺麗な葉に生まれ変わったストレリチア・オーガスタ
どれほど綺麗な姿になったのか。または、どのように成長したか比較出来る写真がないのが残念ですが、
5月からまた新芽も増え綺麗に葉を広げ成長したストレリチアです。
葉の縁が割れて一番ボロボロの葉は一枚だけ残していた古い葉です。
家の中に入れる時、葉の縁をカットして綺麗に見えるようにしようと思います。
まとめ
防寒対策や植え替えの成功を問う話ではありませんでしたが、3個の鉢に株分け植え替えをし、また1個の鉢にまとめその段階で問題のある葉はなくなり、短い茎もありますが生まれ変わったストレリチア。何よりカイガラムシ付きの葉がなくなった事に大変「ほっ」としています。
そもそも、ここまでの過程に至った室内に置く場所がないという問題は解決しておらず、今年（2023年）外で越冬させる事はもうしませんので、冬になる前に室内のどこに置くか検討しないといけないです。
