生き残ったスナ苔のその後
飛び石の前半部分に敷いていたハイ苔が枯れ、ツグミから死守した飛び石の後半部分のスナ苔のお話は下記をご覧ください。
2022年6月。
飛び石の隙間に敷いていたスナ苔が、こうして生き残り落ち着いた色合いでしっとりとした趣を感じ取れるような状態になってきました。
それからどうなったのか…。と、その前に苔を敷くようになったお話から苔の経過を記事にしたお話を参考までにご覧下さい。
2021年10月。
2021年12月。
2022年2月末。
そして、今回の記事のトップの「枯れたハイ苔、ツグミから死守したスナ苔。」の記事に繋がるのですが、
それから5ヵ月後の秋。
暑い夏は庭の植物たちもあるので頻繁に水やりをしていたのですが、秋になると水やりの頻度も減り油断して苔を乾燥させてしまい、苔の凸感もなく茶褐色でチリチリになってしまいました。
かろうじてサクランボの木の前側に苔がありますが、そこも緑の瑞々しさが消えこのまま枯れるかも?と、させないため慌てて水やりをしていました。
2023年3月のスナ苔
更に4か月後。
せっせと水やりをしていましたが年が明け3月にもなると、もうスナ苔の存在すら分からなくなってしまいました。
まるで枯れた冬の芝生のように見えます。
実はかろうじて残っていた苔をツグミにひっくり返され、ただでさえ乾燥して枯れそうな苔にひっくり返された苔を元に戻しても上手く定着せず悲惨な状態でした。
2023年にもやってきたツグミの話を下記でも書いています。
ひっくり返された苔もある程度、湿気があれば塊で残る確率が多く元に戻しやすいです。また、バラバラになっても生きている苔は隙間に埋め込んで元に戻せるのでそのまま定着しやすいです。
それが乾燥しているとある程度固まっていてもいつのまにか塊で乾燥し、乾燥したため軽くなって転がったり、間違って蹴ってしまい飛んでいったり、バラバラと崩れとうとう姿形がなくなってしまいました。
苔の保護には防鳥ネット
鳥に苔をひっくり返されても苔を元に戻し苔が定着するまで面倒を見る。
だけど、定着する前にまた同じ場所の苔を鳥にひっくり返される。
何度、鳥に対して文句を言ったことか。
いたちごっこになっても鳥に付き合って苔を定着出来たら良いのですが、
私は最終的に苔が定着する暇もなくバラバラになって終わってしまいました。
本当に鳥から苔を守りたければ頻繁に通る通路だから防鳥ネットは掛けれない。
庭の景観が崩れるから防鳥ネットは掛けたくない。など言っていないで
防鳥ネットを掛ける事が確実というのが私の結論です。
苔を育てることの結論
こうして私がしてみたかった飛び石に敷いた「苔」は終わりを迎えました。
過去にも苔栽培に失敗したことや飛び石の苔栽培の途中でハイ苔を枯らしたこと。
今回のツグミによりスナ苔も終わりを迎えてしまいましたが、そもそも苔が終わりを迎えた状況の始まりは私が苔を乾燥させた事が一番の原因です。
苔を乾燥させなければ鳥にひっくり返された苔でも、元に戻し復活したかもしれない。
つまり、こまめに苔の状態をチェックして水やりなどの管理や乾燥対策などが出来なかった私。
今更ですが私は苔の栽培に向いてないというのが最終結論です。