フジの落葉
以前までは、この時期の水やりを必要ないと勘違いし、落葉中の鉢を放置し適当に見過ごしていました。


12月下旬、デッキにはたくさんの柄の残骸が散らばり、秋でも綺麗な緑色をしていた葉がしぶとく残っています。
ツルの基部にできた芽
まだ葉があってもツルの基部周辺は、十分に枝が見えるので、待ちに待った?「芽」の確認をしようと思います。
花芽は新しく生えた短めのツルの基部(根元)にできやすいとのことですが、毎年、落葉後にツルを剪定し春に新しいツルが伸び、
2024年の夏はツルの剪定をしていないので長く伸び過ぎましたが、ツルの根元周辺を確認すると芽があることは分かります。
芽の先が尖りサイズが小さく平べったいような芽は「葉芽」で、「花芽」は丸みを帯びてふっくらとしていますが一つも見当たりません。
できれば花芽と葉芽の実物を対比してから確認したかったのですが、今回も「花芽」をリアルに見ることができませんでした。
実はこうしてフジに花が咲かない原因を探っていく内に思い当たることが多く、今年は花芽ができないだろうと諦めていたのも事実です。
今までのフジに花が咲かない原因を探ったお話です。
冬の剪定
フジの剪定は主に花後の5月下旬から6月下旬と、11月以降完全に落葉してから3月までの2回が基本になりなす。
今回、花芽ができていませんが花芽に対応した剪定の仕方を今後のために記しておきます。
冬の剪定目的は樹形を整えるために行いますが、花後の剪定や夏にツルの整理を行っていればそう大きく剪定することもなく、
花芽を間違って剪定しないように注意すれば大きな失敗をすることもありません。
花芽は根本から3~5芽ほど残して切ります。花芽が多すぎると見た目のバランスが悪く花に十分な栄養が行きわたりません。
そして、樹形を整えるため混みすぎたり重なったツル、枯れ枝や春に伸び過ぎた枝、
胴吹き(幹から出たツル)やひこばえ(地面から伸びるツル)など根元から剪定し花芽に十分な栄養が行き渡るようにすることです。
ただし、いくら不要だからと言って枝や花芽が付いてないツルを必要以上に切り落としたり、落葉前に剪定したりする強剪定をすると、
樹に大きなダメージを与えてしまい、その結果、回復するために栄養を使ってしまい花が咲かない原因になります。
我が家のフジの冬剪定
我が家の剪定は花芽が出来ていないので間違って花芽を剪定することはありませんでしたが、
今までは伸びたツルが邪魔だからと言って、何も考えず根元から全て剪定していたことが負担になっていたかもしれません。
そこで今回の冬の剪定では、①が②のツルと生えている方向が一緒で重なり混むと予想しツルの根元から1本剪定し、
負担にならないよう花芽のないツルも残そうと葉芽を3~5芽ほど残して剪定したのが②と③の2本です。
①の奥に見える30cm程のツルは、去年の6月に唯一剪定したツルでしたが花芽はできず、今回の冬の剪定でも何も手を加えなかった1本になります。
この幹の大きさで4本というツルが少ないのか分かりませんが、4本しかないツルの剪定が必要以上の剪定に当たるのか疑問であり、
花芽のないツルを根元から剪定せず残すということは、春になったら葉が芽吹き幹に日が当たらなくなることは分かっているので、
冬の剪定期間中に根元からツルを剪定するか判断したいと思っています。<課題1>
芽吹かなかった枝(枯れ枝)の剪定
幹から右側に伸びている枝は去年、枝から1本も芽吹かず枯れたと判断し2024年6月に剪定(矢印ヶ所)整理した枝です。
この時、枯れ枝など基部から剪定するところ、まだ正しい剪定部位を理解してなく中途半端に残していたので、
今回、その枝の基部から剪定しようと枝元を確認していると、以前より剪定され残っていた短枝(orツル)2本が簡単に取れてしまい、


取れた痕を見ると木屑がポロポロ落ちスカスカな状態で枝元付近が腐っている。若しくは、枯れていると確認出来ました。
その枝元付近の枯れた状態が幹まで食い込んできているのか分からず、幹付近という際どい場所をどう剪定するか悩み手を止めてしまったのですが、
冬の剪定期間中には、枯れ枝の剪定に決着を付けようと思います。<課題2>