庭と家

心地よい庭と家にするため、してきたこと。したいこと。

ワークチェアを探し求めてパロットチェアを購入しました。

 

ワークチェアの検討

家事室で仕事をする予定はなかったのですが家事室が仕事部屋兼用になってから

家事室のカウンターにパソコンやプリンターを設置し、仕事で使用する資料や書籍などはカウンター下の棚に収め主にパソコン作業をしています。

 

家事室で仕事をするようになったお話は参考までにご覧ください。

niwaie-kaede.com

 

家事室にある机代わりのカウンターは椅子に座って作業をすると想定していなかったので、カウンター天板の高さが84cmと作業をするには高過ぎます。

そこで、手持ちの座面高42cmのスツールの上に10cm程の厚みの座布団(多少沈みます)を乗せて使用していましたが、カウンターの高さに比べてまだ椅子の座面高さが足りず窮屈な態勢でパソコン作業をしていました。

その状態で騙しに騙して作業をしていましたがいよいよ肩凝りと腕凝りがひどくなり、正しい座面高さの椅子で作業をするため遅れながらワークチェア(椅子)探しに乗り出しました。

 

座面高の算出

適正な椅子の座面高さを算出する計算式は

・身長cm × 0.55 ÷ 3 - (ア)2~3cm =(イ)パソコン作業における差尺

・机の天板高さcm - (イ)差尺 = 椅子の座面高さcm

(ア)パソコン作業では食事の時より天板が低い方がキーボードを扱いやすいということではじき出された数字から2~3cmを引いた差尺がおすすめです。

タイピングは腕が床と水平になると負担が減るので、ダイニングテーブルだと少し高めになります。

反対にダイニングテーブルで食事の時は、和食は茶碗を持って食べる料理が割と多いですが、近年では欧米食が多くなり低いと食べにくくなる場面も多くなってます。

(イ)差尺とは机などの天板高さから椅子の座面高さまでのことです。

 

我が家のカウンター(机)の天板高さは84cmです。

では、私に合う椅子の座面高は、

163cm×0.55÷3-2cm=27.88

84cm-27.88=56.12cm

座面高56cmの椅子になります。

 

ワークチェアの条件

座面高が高い椅子となるとカウンターチェアやバーチェアなどが椅子のジャンルとしてはあるのですが、そうなると座面高が高い椅子が多く、56cmという高さは中途半端なのか中々ありません。

そこで、カウンターチェアなどで高さ調節が出来るタイプの椅子を探すのですが、高さ調節の始まり高さが60cmからとなりこれまたありません。

一方、座面高が高さ40cmから調節できるオフィスチェアなどもあるのですが、

オフィスチェアなど

仕事部屋の奥行きがカウンター奥行きを省いて80cm程しかない狭さで、椅子を使用しない時はカウンター下に収納出来るように背もたれのないスツールか邪魔にならない大きさの足元でキャスターやアーム置き場など付いていないコンパクトな椅子を探していました。

探せば高さ調節もできコンパクトな椅子もあるのですが、仕事部屋のインテリアに合わせて木製の椅子(私のお眼鏡に叶うデザイン)が希望かな?

そして、コンパクトな椅子が良いと言いながら贅沢を言えば、座面高が高いので足置き場が椅子に付いていたら嬉しい。

更に欲を言うとキッチンカウンターに3脚のカウンターチェアがあるのですがお客さんが来訪した時、自分が座る椅子がなく今回購入するワークチェアと兼用出来ないかと。

163cm×0.55÷3=29.88

キッチンカウンターの天板高さ90cm-29.88=60.12cm

60cmの座面高さにもなるスツール。

つまり高さ調節が56cm~60cmは確実にできること。

条件が次から次と追加されてますが…。

これだけの条件に合うワークチェアはそうそうないですよね?

 

パロットチェアの購入

今まで述べた条件をほぼクリアする椅子を見つけました。

ただ、椅子の色が白木しかなく我が家は白木の家具がないので白木の色が浮くのでは?

あればチェリー色が欲しいですがないものはしょうがない。

しかも、これだけの条件に当てはまる椅子は中々ない。

これからまた時間をかけて探すか条件が合う椅子が販売されるまで待つか。

先に体が悲鳴を上げることになりそうです。

っと、いうことで購入しました。

パロットチェア

360mmから650mmまで30mmごとに高さ調節が出来ます。ただ、油圧式ではないので自由な高さではなく3cm間隔の高さ調節になりますが、近い高さに調節でき問題ありません。

高さ調節の仕方も座面後ろ下にある2本の金属の棒を同時に内側に寄せながら調節したい高さに座面を持っていき、金属の棒を手離し「ガチャ」とはまったような音がすれば固定します。操作性も簡単です。

そして、背もたれはあるけど全体的にコンパクトな設計になっています。その為、座面の奥行きが27cmと非常に浅いです。

深く座るほどでもないけれど少し腰を下ろせたら嬉しいといった目的で作られた椅子ですから、奥まで座ってホールドされたいと思う方には合わないと思います。

この座面の奥行きが浅いということは座面の奥から座っても全部の太ももが座面に乗らないので、太ももが前下がりになり違和感があります。

安定した椅子の座り方とは座面に座った時、太ももから直角に膝が曲がり足裏が床に設置する座り方です。

座面高が高い場合、太ももが座面に乗らなくても足置き場などに足を置くことができれば解決するのですが、この椅子の足置き場の位置がお尻の下まで引っ込み、高さ調節もできないため太ももが前下がりになることは変わりません。

(そもそも、構造上必要な物であって足置き場ではないのかもしれません。)

まあ、足癖は悪くなりそうですが安定する足を置く場所を各自探すようになるかな。

 

椅子全体がコンパクトでスマートなので狭い仕事部屋には省スペースのパロットチェアは助かります。しかも、椅子に座っていても後ろに人が通れるスペースも生まれました。

また、持ち運びがしやすくキッチンカウンターでは大活躍してくれてます。

キッチンカウンターに設置時

そして、気になる白木の色。

私以外でまじまじと見る人はいない仕事部屋でしかも色が氾濫している中、案外白木でも気になりません。

キッチンカウンターで使用する時は白木が浮きますが、常に置いているわけではないのでこれも気になりません。

それでも気になるようなら自分で塗り直します。