※芋虫が苦手な方はご遠慮ください。
実物は駄目だけど写真ならOKという方は大丈夫です。
スズメガの幼虫?
「さーて、庭作業でもしようかな。」ってサンダルを履こうとして、サンダルの縁に芋虫が這っていたらびっくりしますよね。
しかも、案外、這うスピードが速いです。
サンダルから半径1.5mには植物もなく、あるのは平坦な石の土間でそんな場所を這ってサンダルまで登ってきたことには感心しますが
サンダルを這っている今、この機会を逃してはと慌ててサンダルごと運びさようならをしてきました。
さて、自由研究として今年の7月まで発見した毛虫や芋虫のお話しですが、
中途半端で終わっていたので、あれから我が家の庭で発見した芋虫の紹介をします。
それでも今年はまだ1ヶ月以上あり、もうこれから芋虫は発見しないだろうと見越してのお話しになります。
セスジスズメガの小さな幼虫
「相変わらずヤブガラシが生えるなー。」と抜く前に気付いた黒い小さな幼虫。
うん?これはヤブガラシを食べてくれるセスジスズメガの幼虫?
どうも小さい時は模様が違うみたいですね。
全体で2cmもなく気持ち悪くも怖くもありません。
どちらかというと角がアンテナみたいで可愛いと思えてしまいます。
セスジスズメガの大きな幼虫
ヤブガラシは気付いたら抜いていたので、見落としていたヤブガラシが数本生えているだけで、そこまで大きく生長もしてなく
小さなセスジスズメガの幼虫を発見したことで油断してしまい、
大きなセスジスズメガの幼虫に出会って、少しだけ悲鳴をあげてしまいました。
どうして2cm程だと平気でこれが中指程の太さで大きいと悲鳴ものになるのか、鳥避けの模様が私にも発揮しているのでしょうか?
ヤブガラシの葉がなくなるほど食べてくれるのは有難いのですが、根は残っているのでヤブガラシはまた生えてきます。
キアゲハの幼虫
パセリを食べられた残骸の紹介はしましたが肝心の幼虫は紹介できず、そしたら今度はイタリアンパセリを食べていたキアゲハの幼虫を発見できました。
相変わらず葉を食べ丸坊主にされましたが、食べ尽くすといつの間にか幼虫の姿は見なくなるので、
近くにキアゲハが好む植物がないので食べ物を求めて移動しているのか、
イタリアンパセリ1株につき1匹だったら食事量が足り、蛹の準備のために移動したのか。
何はともあれ、蛹になった姿を発見したことがありません。
クロスキバホウジャクの幼虫
そして、今年、最後になるであろう芋虫が冒頭の幼虫です。
ぱっと見て身体が緑でお尻に角(尾角)があったのでシモフリスズメガの幼虫だと思ってしまったのですが、
ジャスミン・ホワイトプリンセスで発見したシモフリスズメガの幼虫です。
シモフリスズメガの幼虫にあるような模様がなく、
また、サンダルを置いていた半径1.5mには植物もなく、植物の種類で幼虫の判別も難しそうです。
今回、発見した幼虫は身体がシモフリスズメガの幼虫より小さく(小さいといっても小指以上はありました)よくよく写真を観察すると、
身体に沿って2本の線が見えるのでスズメガ科ホウジャク亜科のクロスキバホウジャクの幼虫のようです。
で、肝心の幼虫が好む植物は、ヤエムグラやスイカズラ、タニウツギ、ヒョウタンボクなどですが我が家の庭にはなく
隣家にも見当たりませんがそれに近い植物があって、地道に這って来たところ迷子にでもなってしまったのでしょうか?
ついでにクロスキバホウジャクの成虫の姿です。
幼虫のことを調べない限り、黒く透き通った翅(はね)を持つ「蛾」がいることも知らず、
ハチドリのようにホバリングしながら花から蜜を吸う蛾がいることも知りませんでした。
我が家の庭にはアゲハ蝶が好む柑橘類やパセリがあるのでアゲハなどの幼虫は毎年発生することと、
主食によって品種が変わる神出鬼没のスズメガの幼虫に出会う確率も増えている(嬉しくない)と言っても良さそうです。